マセラティ、新型4ドアスポーツセダン「ギブリ」を上海モーターショーで公開

　マセラティは4月20日（現地時間）、新型4ドアスポーツセダン「ギブリ」を上海モーターショーでワールドプレミアした。

　ギブリはEセグメントに属するスポーツセダンで、クアトロポルテGT Sよりも全長が約290mm短い4970mm、ホイールベースが約200mm短い2990mmとした。2種類の4ドアセダンを同時にラインアップするのは、同社初と言う。

　パワートレーンは2種類のガソリンエンジンと、1種類のディーゼルエンジンをラインアップ。ディーゼルエンジン搭載車の日本での販売予定はないとしている。V型6気筒3リッターツインターボエンジンは410PS/550Nmと330PS/500Nmの2種類の設定で、いずれも8速ATを組み合わせ、駆動方式は後輪駆動と4輪駆動から選択できる。ガソリンエンジンはフェラーリのマラネロ工場で生産される。グレードはハイスペック仕様のエンジン搭載車が「ギブリ S」となり、4WD車には「Q4」の名称が与えられる。

　サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクだが、4WD車は減衰力を高めたダンパーと強化したブレーキシステムを装備する。

　エクステリアは4ドアセダンでありながらクーペ的な要素を取り入れたと言い、グリルとヘッドライトまわりにネコ科の動物を思わせるライン、現行「グラントゥーリズモ」からインスピレーションを受けたグリルデザイン、「サエッタ」と呼ばれるクラシックなトライデントのオーバル型ロゴを配した独自のCピラーデザインとした。

　また、インテリアはクアトロポルテとは一線を画したデザインにしたとし、スポーティさとラグジュアリー感を両立させた専用デザインのダッシュボードを採用している。