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ヨコハマタイヤ、低燃費タイヤ「ブルーアース・エース」をウェット最高グレード「a」にリニューアル

45サイズを低燃費タイヤのラベリング「A/a」に

「A/a」にリニューアルしたブルーアース・エース
2013年7月1日発売

オープンプライス

 ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)は、ハイパフォーマンス低燃費タイヤ「BluEarth-A(ブルーアース・エース)」をリニューアルし、7月1日に発売する。

 ブルーアース・エースは、低燃費タイヤのラベリング制度において転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」を達成していたタイヤだが、195/65 R15 91H~245/35 R20 95Wの45サイズのウェットグリップ性能を「a」に引き上げる。175/65 R14 82H~235/30 R20 88Wの18サイズについては「b」のまま継続販売を行う。価格は全サイズともオープンプライス。

トレッドパターンはリニューアル前と同様。コンパウンドの変更を行っている

 今回のリニューアルでは、排水性と高剛性を両立した専用非対称トレッドパターンや大型セダンの荷重にも耐えうる専用プロファイルを踏襲。同社のコンパウンド配合技術「ナノブレンドゴム」を全面的に見直し、ウェットグリップ性能をはじめとする運動性能を大幅に向上させたとする。これにより、ウェットグリップ性能はラベリング制度最高の「a」を達成した。

 ウエットグリップ性能が向上したことで、ウェット制動性能が8.7%向上、ウエット操縦安定性(ラップタイム)が10.1%向上したほか、ドライの操縦安定性(ラップタイム)も3.2%向上している。ドライのラップタイムが向上しているのは、ラベリング制度ではドライのグリップが規定されていないものの、性能面での改善があったことを示している。転がり抵抗性能については同等。そのほか、リニューアルに合わせてタイヤラベルのデザインも変更した。

性能比較表

 なお、6月30日に米国コロラド州で開催される「パイクスピーク・イン
ターナショナル・ヒルクライム」に参戦するヨコハマタイヤののEVレーシングカーに装着するタイヤは、リニューアル後のブルーアース・エースとなる。

(編集部:谷川 潔)