ニュース

ホンダ、緊急時の通行実績やマイカーの異常をナビ&スマホに情報配信する新サービス

警告灯サポートは新型「フィット」「フィットハイブリッド」から対応

通行実績情報が反映されたナビ画面のイメージ
2013年9月5日以降順次追加

通行実績情報が反映されたスマートフォン画面のイメージ

 本田技研工業は、災害発生時に全国のインターナビ装着車によって集められた道路の通行実績情報、クルマに異常が発生した際にメーターに表示される警告灯の情報を車載の純正装着ナビやスマートフォンアプリなどで確認できる機能を9月5日以降に順次追加する。

 インターナビ・リンク会員向けに行われるこのサービスでは、震度6弱以上の大きな地震、局地的な集中豪雨といった災害が発生したときに、対象地域を走行したインターナビ装着車から通行実績がセンターに送られて集計され、この通行実績情報がほかの「通行実績情報対応車」の純正装着ナビ、iPhoneアプリ「インターナビ ポケット」の地図に反映されて確認できる。通行実績情報対応車は、6月に発売された「アコードハイブリッド」「アコードプラグインハイブリッド」、9月5日に発売される「フィット」「フィットハイブリッド」が対応し、それ以降の新型車でも対応予定となっている。

 通行実績情報は、過去に東日本大震災の発生時に同様の情報をウェブサイト上で公開していたが、これが正式にナビ画面やiPhoneで確認できるようになった形だ。

警告灯サポート

 警告灯の情報を配信する「警告灯サポート」は、新しい「フィット」「フィットハイブリッド」から対応する新機能。エンジンやエアバッグなどのシステムに関連して発生した車両のトラブルを、警告内容と対処方法を同時に情報配信。純正装着ナビのほか、スマートフォンアプリ「インターナビ・リンク」、パソコンなどで内容を確認できる。

警告灯サポートのメッセージ表示

安全運転コーチング機能

 このほか、3月に開催された説明会で新型「フィット」に搭載予定の技術として紹介(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20130329_593814.html)されている「安全運転コーチング」も9月5日からスタートする。インターナビ装着車によって集められた急減速が多発している交差点の情報が純正装着ナビなどの地図情報に反映され、目的地を指定した案内中にルートに含まれる場合は、接近した時に音声案内などでドライバーに通知。速度の抑制や事前の心構えなどをドライバーに促して危険を遠ざけるサービスとなっている。

安全運転コーチング機能

(編集部:佐久間 秀)