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パイオニア、「エアージェスチャー」機能を拡充した「楽ナビ」新製品11機種

ナビ情報をフルカラーで映し出す新“AR HUDユニット”をオプション設定

200mmワイドメインユニットタイプの「AVIC-MRZ099W」
2013年10月中旬~順次発売

オープンプライス

 パイオニアは、「楽ナビ」の新製品11機種を10月中旬から順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は200mmワイドメインユニットタイプの「AVIC-MRZ099W」が13万円前後、2DIN(180mm幅)メインユニットタイプが7万5000円~12万円前後、6.1または7型液晶のポータブルタイプが5万5000円~8万円前後。

 また、楽ナビに接続し、ドライバーの前方約3m先に30インチ相当の大きさでナビ情報をフルカラーで映し出す新“AR HUDユニット”「ND-HUD10」を、オプションとして10月中旬に発売する。価格は6万3000円。


商 品 名型 番店頭予想価格発売時期
200mmワイドメインユニットタイプ7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ099W13万円前後10月中旬
2D(180mm)メインユニットタイプ7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ09912万円前後10月中旬
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ07711万円前後10月中旬
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ06610万5000円前後10月中旬
7V型ワイドVGAワンセグTV/DVD-V/CD/Bluetooth/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ068万5000円前後11月上旬
7V型ワイドVGAワンセグTV/CD/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ048万円前後11月上旬
7V型ワイドVGAワンセグTV/CD/SD/チューナー・AV一体型メモリーナビゲーションAVIC-MRZ027万5000円前後11月上旬
ポータブルタイプ7V型ワイドVGA地上デジタルTV/SD・メモリーナビゲーションAVIC-MRP0998万円前後11月上旬
6.1V型ワイドVGA地上デジタルTV/SD・メモリーナビゲーションAVIC-MRP0887万5000円前後11月中旬
7V型ワイドVGAワンセグTV/SD・メモリーナビゲーションAVIC-MRP0776万円前後11月上旬
6.1V型ワイドVGAワンセグTV/SD・メモリーナビゲーションAVIC-MRP0665万5000円前後11月中旬
AVIC-MRZ099Wの画面表示例
AVIC-MRZ099
AVIC-MRZ077
AVIC-MRZ066
AVIC-MRZ06
AVIC-MRZ04
AVIC-MRZ02
AVIC-MRP099
AVIC-MRP088
AVIC-MRP077
AVIC-MRP066

 今回、200mmワイドメインユニットタイプ「AVIC-MRZ099W」を新たにラインアップ。トヨタ、ダイハツ車と接続できる電源ケーブルなどを同梱するとともに、日産、スバル車は別売の取付キットを使うことで取り付けを可能にしている。

 楽ナビ新モデルでは、画面に手を近づけたり、画面を横切るように手を振るだけであらかじめ設定した操作を行うことができる「エアージェスチャー」機能を搭載。画面に手を近づけると「お出かけランチャー」が表示され、「よく行く」「自宅」「渋滞」といったナビメニューや、「トラックアップ/ダウン」などのAVメニューに加え、自分のよく使う機能をあらかじめ登録しておける「カスタム」などのメニューを選択できる。また、画面に手を近づけるとナビ画面表示時にはAV情報を、AV画面表示時にはナビ情報を、画面右側にウィンドウ表示する「チェックウィンドウ表示」機能を備える。

 カーナビの機能としては、ノーマルビュー、スカイビュー、ドライバーズビューといった計6種類の地図表示に加え、「通常表示」「文字拡大」「道路重視」から選択できるなど、好みや使用シーンに合わせて表示方法を設定することが可能。全国主要都市119カ所の「地下駐車場マップ」を収録するほか、200mmワイドメインユニットタイプと2D(180mm)メインユニットタイプは、高精度の「クリスタル3Dハイブリッドセンサー」をはじめ、1秒間に10回自車位置を測位する「10Hz測位」の採用により、カーブ走行時や分岐点などでも正確に地図上の道をたどると言う。ポータブルタイプに関しては「車速補完型3Dハイブリッドセンサー(3軸ジャイロセンサー+3軸加速度センサー)」により、速度・傾斜・旋回など、車の細かな動きを感知して高い自車位置精度を実現。

 また、AVIC-MRZ099W/MRZ099/MRZ077/MRZ066は、全道路約70万kmの独自の渋滞予測データを収録するとともに「スマートループ渋滞情報」に対応。本体に収録される独自の渋滞予測データをもとに、距離ではなく時間で計算し早く着くルートを案内するのが特長となっている。加えてデータ通信専用通信モジュール「ND-DC1」(別売)を接続することで、リアルタイムの渋滞情報を取得可能なほか、新たに全国の高速道路の入口/出口規制情報の取得に対応し、広範囲な渋滞情報を一気に取得できる。

 AVIC-MRZ099W/MRZ099では、CDから本体に挿入した別売りのSDメモリーカードへ最大12倍速で楽曲を録音できる「ミュージックサーバー」機能を搭載するとともに、ATRAC Advanced Losslessにも対応し、CDの音質をそのまま録音・再生できる。また、Bluetooth内蔵モデルは、スマートフォンなどに保存した音楽をワイヤレスで楽しむことができるとともにCDやDVD、SDメモリーカード、USBメモリー、iPod/iPhoneなど多彩なメディアに対応する。

AR HUDユニット「ND-HUD10」

 また、今回新設定されたAR HUDユニット「ND-HUD10」は、ドライバーの前方約3m先に30インチ相当の大きさでナビ情報をフルカラーで映し出すことが可能。サンバイザーに挟み込んで取り付ける。

 「HUDガイドモード」を新搭載し、ルートを設定すると行く先の交差点名とレーン情報を表示するとともに、右左折時にはカーナビの「ジャスト案内」の音声に合わせて文字でも「ここです」と案内表示する。加えてシンプルで広範囲な地図表示とドライブに必要な情報を表示する「HUDマップモード」、高速道路や有料道路上の情報を自動で表示する「HUDハイウェイモード」などを搭載している。

(編集部:小林 隆)