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【6 Hours of Fuji】FIA 世界耐久選手権 第6戦「富士6時間耐久レース」リポート【3時間経過時】
13時30分に再スタートするも、再び中断
(2013/10/20 14:51)
スポーツプロトタイプカーおよびル・マン規定のGTカー(LMGTE)による耐久レースとなるFIA世界耐久選手権の第6戦「富士6時間耐久レース」が、10月18日~20日の3日間に渡り、静岡県小山町にある富士スピードウェイで開催されている。レースは11時のスタートから3時間が経過したが、スタート後20分ほどセーフティカー先導で走り始めたところで、降雨が強くなったため赤旗中断。その後、若干雨が弱くなったので13時30分に再びセーフティカー先導で開始されたが、22分ほど走ったところで再び強い雨で再度の赤旗中断となり、現在レースは中断状態となっている。
そのセーフティカー先導のラップ中には、アウディ R18 e-tron クワトロ(1号車)が吸気口のトラブルが発生し、緊急ピットイン。その後、周回遅れにならないようにセーフティーカーがメインストレートに戻ってくる前にピットアウトを繰り返すという作業を行うことで、大きく順位を下げることになった。このため、現在の総合順位はトヨタ TS030 ハイブリッド(7号車)、2位にアウディ R18 e-tron クワトロ(2号車)、3位はローラB12/60クーペ・トヨタ(12号車)となっている。
1985年のWEC in Japanや2007年のF1日本GPと同じような大雨に
予定通り11時にスタートが切られたレースだが、レース直前より雨が強くなってきたため、レースはセーフティカー先導で始まった。スタートでは、トヨタ TS030 ハイブリッド(8号車)がスターティンググリッドにつけずピットスタートになり、しかも1周目には隊列に加わることができず、いきなり周回遅れになってしまう波乱があった。それ以外は順調にスタートしたが、徐々に雨が強くなっていき、スタート後23分で赤旗が提示され、すべての車がストレートに停止する形でレース中断となった。
その後、2時間の中断後、若干雨が弱くなってきたのを見計らって13時30分に再びセーフティカー先導で再開されたが、セーフティカー先導のラップ中に、トップを走っていたアウディ R18 e-tron クワトロ(1号車)が緊急ピットイン。エンジンの空気吸入口に異物が入りトラブルが発生し、エンジン吸入口のフィルターなどを交換することになり、大きく後退。
この時にアウディは周回遅れにならないように、セーフティカーがメインストレートに戻ってくる前にピットアウトし、隊列の後ろに付くということを2回繰り返す間に交換を終えた。ただ、このため順位は最後尾になってしまい、LMP1では4位に後退することになってしまった。
その後、再開後22分の13時52分に降雨が再び強くなり、再度赤旗中断。レースがスタートしてから3時間半が経った14時30分現在も、レース中断が続いている状況だ。1985年のWEC in Japanや、2007年のF1日本GPと同じような大雨となっている。