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「WTCC(世界ツーリングカー選手権)フォトコンテスト」結果発表
2013年の応募総数は146名568点。大賞はpocariさん
(2013/12/9 15:30)
9月21日~22日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された「WTCC(世界ツーリングカー選手権)日本ラウンド」。この日本ラウンド開催にあわせ、Car Watch、デジカメWatchで共催した「WTCC(世界ツーリングカー選手権)フォトコンテスト」の結果をここに発表します。2013年で3回目となったこのフォトコンテストですが、回を追うごとに応募数が増え、実に146名568点のご応募をいただきました。
WTCCフォトコン大賞ほか、格闘技賞、バトルロイヤル賞、横浜ゴム賞、サンディスク賞、キッズ賞、コンデジ賞、スマホ賞を設けていましたが、横浜ゴム賞への応募作品以外にも魅力的な作品があったため、審査員の要望により「横浜ゴム特別賞」を追加。横浜ゴム特別賞には、副賞として2012年チャンピオンのハフ選手と2013年チャンピオンのミューラー選手のサインが入ったWTCCイヤーブックと横浜ゴムのモータースポーツDVD「Red in Black」のセットを贈呈します。各賞の副賞は、各受賞者に後日お送りします。
なお、佳作としてCar Watch編集部が選んだ「Car Watchセレクション」(10名)、デジカメWatchの編集部が選んだ「デジカメWatchセレクション」(10名)を選考しています。
フォトコン大賞(1名)◇pocariさん
応募者コメント:
「おしくらまんじゅう」 伊沢選手、押されて泣くな
審査員コメント:
WTCCの魅力、かっこよさとは?を考えたとき、最初に浮かぶのはやはり激しいバトルでした。選んだ作品は先頭のマシンが見切れていたり、強烈な流し撮りのような技術力溢れるものではありませんが、WTCCならではの激しいバトルが感じられました。
コーナーリングしていくマシンの集団がクリッピングポイントを経て、左にターンインしていく場面を正面から捉えており、マシンの密集度も高く、注目の伊沢選手に焦点を当てることでメリハリも出ています。スタート直後でマシンが舞い上げたイン側の砂塵が残っているところもWTCCの激しいバトルを演出しており、『これしかない』という瞬間を見事に捉えた作品です。
バトルロイヤル賞(1名)◇kazuyoppyさん
応募者コメント
レース2、これから激しいバトルが始まります。
審査員コメント
スタートをシケインスタンドあたりから撮影したカットでなかなか工夫されている印象を持ちました。鈴鹿サーキットということが分かり、WTCCの雰囲気も感じさせます。もちろん混戦の様子も伝わってきました。多くの方はスタートシーンを狙って1~2コーナーに陣取っていたと思います。あえて、最終コーナー側からたくさんの台数を狙ったこの作品をバトルロイヤル賞に選びました。
格闘技賞(1名)◇takasakuさん
応募者コメント
引くに引けぬ!
審査員コメント
すでにファンの間ではおなじみのWTCC名物「バンパートゥバンパー」も3台がきれいに密着しているシーンはそれほどありません。レース中、このシーンは1回だけでまさにその一瞬を捉えたカット。しかも、鈴鹿の1コーナーといえば、200km/h以上で飛び込んでくる高速コーナー。さらにB席スタンドからはグラベルを挟んで50m以上の距離があるため、高い集中力が必要です。作者の狙いのよさと高い技術力が感じられる1枚です。
横浜ゴム賞(1名)◇Takashi Azumaさん
応募者コメント
「Rolling Start with YOKOHAMA&Audience」 沢山の車と観客と看板
審査員コメント
多くの観客の方々がマシンに近い場所で、興奮のスタートを迎える姿がよく捉えられていると思います。たくさんのYOKOHAMA看板の前で、カラフルなマシンと観客の方々の洋服が太陽に照らされ鮮やかに色が出ており、レースの華やかさが伝わってきます。
横浜ゴム特別賞(2名)◇route4484さん
応募者コメント
ガチンコバトル。2コーナーでのバトルシーン 2台がドッキングしてます。
審査員コメント
日本のHONDAとロシアのLADAが、お互いが譲らず絶対に前に出ようとする姿勢が感じ取れるショットだと思います。YOKOHAMAにとっても日本凱旋レースですが、HONDA伊沢選手も日本を背負って参加しているという意地が伝わってきます。
横浜ゴム特別賞◇zeeemaさん
応募者コメント
ギリギリの勝負でもクラッシュしない。格闘技の魅力。
審査員コメント
まさに格闘技レースと言われるWTCCらしいシーンだと思います。
カウンターを当てながらアクセル全開のまま、前を走り続けるLADAの気迫が伝わってくる一枚。
サンディスク賞(3名)◇benkeiさん
応募者コメント
Techhnical turn!
審査員コメント
後の内輪が浮いたままコーナーリングする様子が、流し撮りの中で描写されています。しっかりとしたテクニックに支えられた流し撮りが、FFの“ハコ車”で戦うWTCCならではそんな光景を、よりエキサイティングなものにしています。
サンディスク賞◇ぺーすのーとさん
応募者コメント
『追いついてみせる』
審査員コメント
流し撮りでは通常、主役となる車両の後方に“流れ”が表現されているものですが、この作品では車両の前方に“流れ”が集中しているところが珍しい作品と言えます。さらに、アンダー基調の画面の中にアウト側からの光線を使って車両のペイントや前走車、縁石の“流れ”を浮かび上がらせているところも面白い。“流れ”の描写を画面の一部に限定することで、かえって“流し撮り感”を増幅するセンスに驚きます。
サンディスク賞◇まっちぃさん
応募者コメント
stripe
審査員コメント
あえて車両を隅に小さく押し込め、何本ものストライプを画面の主役にすることで、圧倒的なスピード感を表現した構図にセンスを感じさせます。ロシア・アバンギャルドや未来派のグラフィック作品を想起させる疾走感や質感が魅力的です。
コンデジ賞(2名)◇ヒガリンさん
応募者コメント
鈴鹿の空とマシンたち
審査員コメント
逆バンクを7台が連なる形で走行していくシーンがきれいに撮影されています。広い範囲を撮影するシーンを選ぶことでコンデジのよさを引き出しています。これだけの接戦状態を狙えたことや看板の影がちょうどマシンのライン1本分を残すように落ちていることも雰囲気を出しています。
コンデジ賞◇カスミンさん
応募者コメント
「Honda Racing」 コンデジのジオラマ効果を使って、Honda Racingの文字を際立たせて見ました。
カメラ:PowerShot G1 X
審査員コメント
コンデジ部門からたくさんの応募があったピットウォークの作品のなかで遊び心あるカットに目がいきました。写真撮影を楽しみながら、WTCCを満喫していただきたい……。そんな思いも込めてこの作品を選びました。
スマホ賞(3名)◇しめちゃんさん
応募者コメント
まさにS字!!
審査員コメント
スタート直後のS字できれいにSの文字に見えるように撮影されています。スマホを使ってこのようなアイデア溢れる撮影をしていただきお見事です。
スマホ賞◇woodyさん
応募者コメント
「お疲れさま」
審査員コメント
きれいな空と青いシボレーのマシン。鈴鹿サーキットらしい観覧車がバランスよく撮影されています。レース後の車検場は人気の撮影ポイントになっていました。特にスマホでも一眼レフカメラに対抗できるため、アイデア溢れる面白いカットを選びました。
スマホ賞◇ぷーたさん
応募者コメント
セッション前
審査員コメント
ピットレーンにマシンが勢揃いした様子をスマホならではのアプリで撮影したカットを選びました。スマホで写真を撮ってSNSにアップするということは、いまや生活の一部となっています。WTCCでもたくさんの方がフェイスブックなどにその様子をアップされていたことと思いますが鈴鹿サーキットらしさ、国際レースらしさ、そしてちょっとした華やかなさがこの作品から伝わってきて、会場にいない人にもWTCCの雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。
キッズ賞(3名)◇山門剛さん(お子様の代理応募)
応募者コメント
子供が撮ったモノです 『絶対離されないぞ』
審査員コメント
望遠を使っているとはいえ、これだけのマシンを1枚のカットに収めるのは大変です。本当にお子様が撮影したの?と思いたくもなります。しかしスタート直後は誰もが狙いたいシーン。ということは、お父さんも隣で本気の撮影をしていたのだと想像します。2コーナーになだれ混んできた集団に向かってシャッターを切り続けた!という感じですが、写真撮影の醍醐味がそこにあると思います。デジタルカメラはフィルム時代とは違い、何枚でも躊躇なく撮影できるので、気持ちよく撮影することで写真を好きになってもらえるような気がします。ぜひ、これからも親子で写真撮影を楽しんでいただきたいと思います。
キッズ賞◇masac3poさん(お子様の代理応募)
応募者コメント
猛追
審査員コメント
WTCCならではのバトルの瞬間を捉えたという点で非常に評価が高い作品です。カウンターを当てながら逃げるベナーニ選手に縁石をカットしながら襲いかかるコロネル選手。第2レースの序盤に繰り広げられたこの2人のトップ争いの攻防は見応えがありました。偶然かもしれませんが後方から激しく追い上げるコロネル選手のマシンにピントがきていることでその対決の構図がより際立って見えます。素晴らしいとしか言い様がない作品です。
キッズ賞◇新イチローさん(お子様の代理応募)
応募者コメント
僕もこれくらいは撮れる!
審査員コメント
フォトコンテスト参加者には定番のポイントとなっている2コーナーイン側の激感エリアからの撮影でサイドバイサイドのマシンをしっかりと捉えています。初参戦となったHondaの伊沢選手は終始バトルを演じており、今回のフォトコンテストでは主演男優賞ともいえるほどの登場回数でした。その伊沢選手の激しいバトルの傷跡もはっきりと分かるこの作品はいかにもWTCCらしいカットです。
デジカメWatch賞(10名)
このWTCCフォトコンテストは、「Car Watch」(http://car.watch.impress.co.jp/)「デジカメWatch」(http://dc.watch.impress.co.jp/)が主催していますが、下記の各社の共催、協力をいただいています。
●共催:
鈴鹿サーキット(株式会社モビリティランド)
http://www.suzukacircuit.jp/
横浜ゴム株式会社
http://www.yrc.co.jp/
●協力:
サンディスク株式会社
http://www.sandisk.co.jp/