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高速道路各社、ゴールデンウィーク期間の高速道路の渋滞予測を発表

下りのピークは5月3日、上りのピークは5月4日~5日と予測

渋滞対策として「渋滞情報提供車」を路肩に配置(写真提供:NEXCO東日本)
2014年3月28日発表

 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)、日本道路交通情報センターは3月28日、ゴールデンウィーク期(4月25日~5月6日の12日間)の交通集中による渋滞予測と対策を発表した。

 報告のなかでは、下りは5月3日、上りは5月4日~5日が10km以上の渋滞が多発する「ピーク日」と予測。上下線合わせて10km以上の渋滞が355回発生し、下りの5月3日が最も多い65回、上りの5月5日が58回、5月4日が45回と予測され、発生傾向としては上下線ともに後半の4連休に渋滞が集中。発生回数は上りのほうが多くなるとのこと。

特に長い渋滞発生予測

方面道路名渋滞ピーク日時渋滞発生個所渋滞区間渋滞長ピーク時通過時間
下り中央道5月3日7時藤野PA付近高井戸IC→上野原IC45km約2時間15分
関越道5月3日8時花園IC付近大泉JCT→花園IC50km約1時間40分
上り東北道5月5日17時加須IC付近鹿沼IC→加須IC45km約1時間30分
関越道5月5日18時高坂SA付近高崎JCT→鶴ヶ島IC45km約1時間30分
東名高速5月5日19時大和トンネル付近御殿場IC→横浜町田IC45km約1時間50分

※IC=インターチェンジ、SA=サービスエリア、JCT=ジャンクション

 このデータは、過去のお盆や年末年始、ゴールデンウィークといった交通混雑期の交通状況を踏まえて予測しているもの。利用者に道路の混雑状況を事前に確認してもらい、スケジュールを工夫して分散利用してもらうことなどを目的に公開している。報告の中では2013年5月5日に東名高速の静岡ICから東京料金所まで利用した場合を例に上げ、出発時間を渋滞ピークの半日前にすることで、約1時間55分の所要時間短縮が可能になることを紹介している。

(編集部:佐久間 秀)