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日産、スカイラインに次世代ターボエンジン搭載の新型「200GT-t」

自然吸気2.5リッターエンジンに匹敵する力強さと最高13.6km/Lの低燃費を両立

スカイラインに新たな走りを与えるダウンサイジングターボを採用
2014年6月5日発売

383万4000円~456万8400円

2.0リッター直噴ターボで211PS/35.7kgmを発生する「274930」型エンジン

 日産自動車は、新型「スカイライン」に次世代ターボエンジンを搭載した新グレード「200GT-t」を設定して6月5日に発売する。価格は383万4000円~456万8400円。

モデル エンジン変速機駆動方式価格
200GT-t Type SP直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボ7速AT2WD(FR)4,568,400円
200GT-t Type P4,212,000円
200GT-t3,834,000円

 現行型モデルのスカイラインは、2013年11月に発表、2014年2月に発売され、全車ハイブリッドモデルとなってガソリンエンジンモデルは先代のV36型を継続販売していたが、200GT-tの登場によって現行型モデルも2種類のパワートレーンをラインアップすることになった。

 新しい直列4気筒DOHC 2.0リッター直噴ターボの「274930」型エンジンは排気量をダウンサイジングさせながら、最高出力は155kW(211PS)/5500rpm、最大トルクは350Nm(35.7kgm)/1250-3500rpmを発生。このパワーと7速ATの組み合わせにより、自然吸気の2.5リッターエンジンに匹敵する力強さと加速性能を発揮するとしている。

 さらに「アイドリングストップ」「直噴ガソリン機構」「可変バルブタイミング」「電動油圧パワーステアリング」「充電制御」といった技術を採用して、軽量な200GT-tではJC08モード燃費は先代スカイライン(250GT、250GT TypeS)から約20%向上した13.6km/Lを実現。200GT-t Type SPと200GT-t Type Pでも200GT-t13.0km/Lとなり、全車「平成27年度燃費基準」を達成。全グレードで平成17年排出ガス規制値からNOxとNMHCの排出量を75%低減したことで、エコカー減税の「重量税50%」+「取得税60%」減税対象となっている。

200GT-t Type SP
200GT-t
200GT-t Type P
ドライブモードセレクターは、PERSONALモードの設定パターンがハイブリッドモデルの96通りから12通りに変更されている

 このほかにハイブリッドモデルからの変更点では、ステアリングが「ダイレクトアダプティブステアリング」から車速感応式の電動油圧パワーステアリングに変更。ダイレクトアダプティブステアリングは今秋からメーカーオプション設定する予定となっている。また、リアシートとトランクの間に設置するハイブリッドシステム用のバッテリーが不要となったことで、荷室容量が400Lから500Lに拡大。全車にリヤセンターアームレストスルー機構を標準採用し、可倒式リアシートをメーカーオプション設定することで使い勝手を大きく高めている。

【お詫びと訂正】記事初出時、本文内のエンジン出力の数値が間違っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(編集部:佐久間 秀)