ニュース

ゼンリン、屋内ナビゲーションの新技術が「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」に採用

GPS電波の届かない地下鉄駅や地下街でも自分の位置が正確に測定できる

2015年4月以降に提供予定

月額利用料300円(税別)

屋内ナビゲーション利用時のイメージ

 ゼンリンデータコムは2月19日、新たな屋内ナビゲーション技術を開発したと発表。この技術はスマートフォンに搭載されているモーションセンサーを活用し、歩行者自律航法技術と地図情報を活用したルートマッチング技術を組み合わせたことにより、GPS電波の届かない屋内でも、屋内ビーコンを使用せずに測位ができるというもの。

 これにより、地下街や地下鉄の駅構内など、GPSの電波が届かず、ビーコンが設置されていない場所でもスマートフォンの地図上に正確な自分の位置が表示可能になる。屋内ナビゲーション提供エリアは全国で320個所を予定。

 この技術では、スマートフォンのモーションセンサーを独自開発の解析プログラムで処理することで、使用者の歩行状態を感知できる。このデータを元にして現在位置の正確な測位が行える。また、スマートフォンを鞄に入れた状態など、画面を見ていない場合でも測位が可能。さらに、スマートフォンの気圧センサーも併用することで高度を測定し、フロアマップを階数に応じて自動的に切り替えるなど、屋内外やフロア間のシームレスなナビゲーションを実現できる。

 この技術はNTTドコモのナビゲーションサービス「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」に搭載され、4月以降に提供予定。月額利用料は300円(税別)、利用方法はGoogle Playから「地図アプリ」をダウンロードし、インストールして使用する。対応機種は別途告知予定。

(シバタススム)