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トヨタ、エアバッグ装置の不具合で「カローラ」「ヴィッツ」など25車種の計135万7228台をリコール

エアバッグが正常に展開しないおそれ

2015年5月13日発表

 トヨタ自動車は5月13日、エアバッグ装置に不具合があるとして、「カローラ」や「ヴィッツ」など135万7228台のリコールを国土交通大臣に届け出た。

 対象となるのは、助手席用エアバッグ装置に不具合のある「カローラ」など22車種の、2004年1月6日~2007年3月30日に製作された130万983台、運転者席用エアバッグ装置に不具合のある「ヴィッツ」など3車種の、2003年7月31日~2005年10月25日に製作された5万6245台で、合計135万7228台。

 不具合は、エアバッグに使用されるインフレータ(膨張装置)の市場回収品を調査した結果、インフレータ容器に気密不良のものがあることを確認。長期間使用する過程で大気中の水分がインフレータ内部に浸入し、ガス発生剤が吸湿してエアバッグ展開時に正常に展開しないおそれがある。

 対策として、助手席用エアバッグ装置に不具合のある全車両に関しては、予防的措置として、当該インフレータ容器の気密点検を行い、気密不良のものはインフレータを新品と交換、または助手席エアバッグの機能を停止する。運転者席用エアバッグ装置に不具合のあるもの関しては、全車両で予防的措置として当該インフレータを新品と交換する。

 なお、交換部品については全数回収して原因調査を実施するとしている。

(編集部:椿山和雄)