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ポルシェ、新型ミッドシップクーペ「718 ケイマン」「718 ケイマンS」の予約受注開始
左ハンドル車の予約受注は6月1日~30日の期間限定
(2016/4/25 16:08)
- 2016年4月28日 受注開始
- 619万円~865万4000円
ポルシェ ジャパンは、ミッドシップクーペ「718 ケイマン」「718 ケイマンS」の予約受注を4月28日から開始する。価格は619万円~865万4000円。いずれのモデルもステアリング位置は左右から選べるが、左ハンドルの予約受注については6月1日~30日の期間限定としている。
モデル | エンジン | 変速機 | ステアリング位置 | 価格 |
---|---|---|---|---|
718 ケイマン | 水平対向4気筒 2.0リッターターボ | 6速MT | 右/左 | 6,190,000円 |
7速PDK | 右/左 | 6,714,000円 | ||
718 ケイマンS | 水平対向4気筒 2.5リッターターボ | 6速MT | 右/左 | 8,130,000円 |
7速PDK | 右/左 | 8,654,000円 |
新型ケイマンではフロントとサイドに目立つエアインテークを備えるとともに、低いサイドプロフィールによりダイナミックな雰囲気を強調。サイドビューではフェンダーとサイドシルが特徴的で、新しくなったリアまわりでは“Porsche”ロゴを冠したハイグロスブラックのテールランプ間のアクセントストリップによってよりワイドな外観とした。加えてテールランプも一新され、3Dテクノロジーと4灯のスポットライトによるLEDブレーキランプを採用している。
インテリアではエアベントを含むダッシュパネル上部が新しくなり、標準装備されるポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)とともに、「918スパイダー」から流用されたスポーツステアリングホイールが与えられた。
搭載される水平対向4気筒ターボエンジンは、2月に受注を開始した「718 ボクスター」と共通のもので、クーペとロードスターの最高出力が初めて同じスペックになった。718 ケイマンには最高出力220kW(300PS)の2.0リッターエンジンが、718 ケイマンSには257kW(350PS)を発生する2.5リッターエンジンが搭載され、これは先代モデルに対してそれぞれ18kW(25PS)増加するスペック。新欧州サイクル(NEDC)による燃費は8.1L/100kmから5.7L/100kmとなる。
トルクについては、2.0リッターエンジンでは先代モデル比で90Nm増の380Nmを1950rpm-4500rpmの間で発生。2.5リッターエンジンでは、市販のガソリンエンジン車で「911 ターボ」だけが採用していた「バリアブルタービンジオメトリー(VTG)」付ターボチャージャー搭載し、先代モデル比で50Nm増の420Nmを1900rpm-4500rpmの間で発生。
オプションのスポーツクロノパッケージを装着した718 ケイマン(PDK仕様)の0-100km/h加速は4.7秒で、同仕様のケイマンSでは4.2秒をマーク。最高速は718 ケイマンが275km/h、718 ケイマンSが285km/hとしている。
シャシーでは、従来モデルからスプリングとスタビライザーのレートが引き上げられるとともに、ショックアブソーバーのチューニングを変更。リアホイールは0.5インチワイド化され、新しいタイヤとの組み合わせで横Gの最大値を高めコーナリングの安定性を改善したという。ブレーキシステムについては、フロントに330mmディスク、リアに299mmディスクを採用。718 ケイマンにはケイマンS(981)の、718 ケイマンSには「911 カレラ」の4ピストンキャリパーと6mm厚いフロントディスクが採用されている。