試乗記
【国内メーカー最新電動モデルイッキ乗り】日産の新型「リーフ」(第3世代)は心地よいフットワークが身上
2026年5月3日 08:00
3代目となる日産「リーフ」は、「アリア」のBEV専用プラットフォームをベースにひとまわり小さいサイズとした。ボディサイズは4360×1810mm(全長×全幅)、ホイールベースは2690mmと、道路の狭い日本でも使い勝手が良い。駆動方式は2WDのみ。
一番の特徴は航続距離が飛躍的に伸びたこと。バッテリは78kWhを搭載し、日産のBEVでもっとも長い航続距離を出している。WLTCモードは標準グレードの「B7 X」で702km、上級グレードの「B7 G」で685kmだ。
BEVレイアウトの王道でバッテリをフロア下に置いているため、足を伸ばしたドライビングポジションとなる。このため上下方向にやや狭い感覚を受け、特に後席はもう少しヘッドクリアランスがあるとゆったりできる。
さすがに日産は先駆者だけあってBEVの良さを知っている。アクセルの応答性も素直で大きなトルクにより発進時のストレスがない。またそれに合わせるように操舵力も軽くクルマが軽快に動き、ハンドル中央付近の保舵感がしっとりとして高速でも緊張感がなく、レーンチェンジも滑らかだ。
ハンドリングは新型リーフの美点の1つ。起伏のあるワインディングコースではe-Pedalを選択しておくとアクセルオフで適度にフロント荷重になり、操舵の反応が良くなる。コーナーでの姿勢はロールが少なくライントレース性が良く、さらにハンドルを切り返すシーンではキビキビとしたフットワークが身上だ。
ノイズはBEVらしく加速時の音は静かだが、タイヤノイズが少し目立ち、たまにゾワゾワとした風切り音も入る。静粛性が高いだけに普段は聞こえない音が目立ってしまった感じだ。
乗り心地は滑らかだが突起乗り越しでショックを伝える。ドタバタした感じではないが、連続するとリアがわずかに跳ね上げられる動きになる。フラットに保たれるとさらに上質になるだろう。
レーンキープなどのADAS系は作動の唐突感もなく熟成さが進んでいるのが分かる。自動運転化に向けてプロパイロット2.0も進化していく。
進化した新型リーフは滑らかなハンドリングとソツなく仕上げられた居住性、さらに使いやすくなったインターフェースで、移動空間としての余裕が増えた印象だ。









