写真で見るシトロエン C6 Exclusive |
シトロエンのフラッグシップモデル「C6」。ロングホイールベース、フロントよりもリアのオーバーハングが短いなど、一見してシトロエンと分かり、ほかの車にまったく似ていないスタイリングだ。ハイドロニューマチックサスペンションも装備する。
C6の最も特長的な機構は、何と言ってもハイドロニューマチックサスペンションの進化形「ハイドラクティブIIIプラスサスペンション」。シトロエンでもC6と「C5」にしか装備されない機構だ。従来はブレーキなどにも共用されていた油圧系統は、サスペンションだけになってしまったが、スプリングを使った一般的なサスペンションとは違った挙動を見せ、独自の乗り味も健在だ。
エンジンは3リッターでそれほどパワーのあるものではないが、ハイドラクティブIIIプラスサスペンションと組み合わせることで高速巡航は快適そのもの。運転する人も同乗者もほかの車にはない独特の快適性を得ることができるだろう。
スピードメーターなどはデジタル表示タイプ。フロントウインドウ上に投影される機能も持っており、インターフェースにおいてもその個性を存分に主張している。このほか、フラッグシップモデルであるC6ゆえ、ショーファードリブンにも対応するよう、後席の快適装備もたっぷり。後席パワーシートなども装備する。
リアウインドウにはサンシェードが装着され、後席専用のエアコン風向・風量調整、シガーライターソケットが装備されるなどリアシートの快適性も十分。後席パワーシートもオプションで用意される。アームレストからトランクルームへのアクセスが可能なほか、パワーシートを装備しなければシートを倒してトランクルームの延長が可能 |
ドアにはウッドパネルが付いたサイドポケットがある。4枚ドアのすべてに装備される |
(正田拓也、Photo:若林直樹)
2009年 3月 4日