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写真で見る フォルクスワーゲン「ゴルフ GTE」
(2016/1/2 00:00)
フォルクスワーゲンが2015年9月8日に国内で発表したプラグインハイブリッド車が「ゴルフ GTE」。満充電でEV走行が最長53.1km走行できることや、電気モーターとガソリンエンジンの2つのパワーをフルに使う「GTE」モードでアグレッシブに走行できることが特徴。
ゴルフ GTEに搭載するパワーユニットは、ガソリンエンジンが最高出力110kW(150PS)/5000-6000rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ。電気モーターが最高出力80kW(109PS)、最大トルク330Nm(33.6kgm)を発生する。それぞれの出力は6速DCT(DSG)を介して前輪を駆動する。
電気モーターによる走行であっても6速DCTを通して駆動を伝え、電気モーターによる発進時はクラッチを繋いだ状態からモーターで発進する。通常のハイブリッドカーは変速状態やエンジンの回転数は分かりにくいものもあるが、ゴルフ GTEは、ガソリンエンジンの6速DCTと同様にギヤの段数が常にメーターパネル内に表示され、小さいながらも独立したタコメーターを備えている。
なお、ゴルフ GTEは走行用バッテリーの充電は普通充電のみ。200Vの家庭用電源で充電時間は約3時間。リチウムイオンバッテリーの容量は8.7kW/h。残念ながらCHAdeMO方式には対応していないため、街中に設置しているEV用急速充電器の利用はできない。
基本的にはゴルフがベースなので、ボディサイズや室内などはほぼ同一。外見上ではGTEのエンブレムをはじめ、ハイブリッドを想起させるブルーのメーカーエンブレムやアクセントラインのほか、白色LEDによって非常に目立つLEDデイランプを装備。地味ながらも通常モデルとの違いをアピールしている。
室内はガソリンエンジンのハイパワーモデルの「GTI」と同じチェック柄のシートだが、ステッチが青になっているなど細かな点で違いがある。大型のバッテリーを搭載するためガソリンタンク位置が変更になり、リアのラゲッジスペースの下部には、ほかのモデルで用意されているスペアタイヤ収納スペースがなくなっている。
ゴルフ GTEのボディサイズは4265×1800×1480mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2635mm、重量はスライディングルーフなしで1580kg。価格は499万円。