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ちょっと写真で見る マツダ「CX-30 25エアエディション」(2026年7月改良モデル)

2026年7月23日 受注開始
CX-30:264万円~375万6500円
新たに設定された2.5リッターガソリンエンジンe-SKYACTIV G 2.5を搭載した25 Air Edition(エアエディション)

 スポーティな外観とラグジュアリーな内装で人気のコンパクトクロスオーバーSUV、マツダ「CX-30」が商品改良を実施した。新たなパワートレーン「e-SKYACTIV G 2.5」を搭載したNEWモデルが登場した。

 CX-30は2019年に新世代商品群の第2弾としてデビュー。当初は直列4気筒2.0リッター直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」のほかに、直列4気筒1.8リッター直噴クリーンディーゼルターボエンジン「SKYACTIV-D 1.8」が用意されていた。

 これ以降、ほぼ毎年のように商品改良が行なわれており、翌2020年には「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)」を実用化した直列4気筒2.0リッター直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-X 2.0」を追加ラインアップ。

 同年末には走行性能アップを中心とした商品改良を実施するとともに、SKYACTIV-X 2.0の名称を「e-SKYACTIV-X 2.0」へと変更している。2021年の一部商品改良に続き、2022年にも一部商品改良を実施しており、マイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV-G 2.0」を追加設定するとともにグレード体系の見直しが行なわれている。

 2023年には10.25インチのセンターディスプレイのほかApple CarPlayおよびAndroid Autoのワイヤレス接続やワイヤレス充電(Qi)を採用するなど、快適性を中心とした商品改良を実施。同時にe-SKYACTIV-X 2.0搭載モデルが廃止となった。2024年にはグレード体系を刷新するとともにコネクティッドサービスの提供機能を拡充した。

撮影車両のボディカラーは新色「エアログレーメタリック」。ルーフレールが標準装備されるのは「25 Air Edition」のみとなる

 今回の商品改良におけるもっとも大きなトピックが直列4気筒2.5リッター直噴ガソリンエンジン「e-SKYACTIV-G 2.5」を搭載したモデルが誕生したこと。その一方で、SKYACTIV-D 1.8がラインアップから外されることになった。

 マツダによれば、直列4気筒の小型ディーゼルエンジンは今後施行される排出ガス規制への適合が難しく、仮に適合を目指す場合は尿素SCR(アドブルー)を併用するなど改良に大きな開発コストを必要とするためだという。ちなみにCX-30の場合、直近1年間の販売比率はガソリン72%に対しディーゼルは28%ほど。今回、同様にディーゼルエンジンが廃止となった「MAZDA3」においては20%程度に過ぎない。この層をカバーするために新型エンジンを開発するのはキビシイということだろう。

 排気量は異なるものの「CX-5」に搭載されていたディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」が先に廃止となっていることで予想されていたものだが、今後CX-30およびMAZDA3はガソリン車のみのラインアップとなる。なお、MAZDA3にはe-SKYACTIV-X 2.0搭載車が引き続き用意されているため、ガソリン車のみとなる点は同じだが3タイプのパワーユニットが用意されていることになる。

CX-30のエンジンスペック

エンジン最高出力最大トルク
e-SKYACTIV-G 2.5132kW(179PS)/6000rpm238Nm/3750-4000rpm
e-SKYACTIV-G 2.0115kW(156PS)/6000rpm199Nm/4000rpm
SKYACTIV-D 1.8(参考)95kW(130PS)/4000rpm270Nm/1600-2600rpm

 なお、2.0リッターエンジン搭載車、2.5リッターエンジン搭載車ともにマイルドハイブリッドモデルだが、実はモーターが異なっており若干スペックが異なっている。

CX-30のモータースペック

エンジンモーター型式最高出力最大トルク
e-SKYACTIV-G 2.5MJ4kW(5.4PS)/1000rpm60.5Nm/100rpm
e-SKYACTIV-G 2.0MK5kW(6.8PS)/1800rpm48.5Nm/100rpm

 また、あまり表に出てこない部分では、e-SKYACTIV-G 2.5はエンジンの微振動を打ち消すバランスシャフト付き、さらに気筒休止も行なうといった違いがある。そのほか細かいところでは、2.5リッターエンジン搭載車の4WD仕様のみ燃料タンク容量が48L(他は51L)となる。

 エンジンとモーターの違いで車両重量は50kgほど重くなっているが、燃費面では2.5リッターエンジン搭載車がWLTCモード燃費で15.5km/l(4WDは14.5km/l)、2.0リッターエンジン搭載車は同じく16.2km/lとそれほど変わらない数字だ。

 今回ごく短距離ではあるものの比較試乗する機会が得られたので印象を書いておくと、2.5リッターエンジンはスムーズでトルク感がありジェントル、2.0リッターエンジンは若干ガサツな印象があるものの元気いっぱい! といった感じ。購入するならぜひ乗り比べをしていただきたい。

 そのほか今回の改良により、運転席&助手席シートベンチレーション、360°ビューモニター(シースルービュー)、オーバーヘッドコンソールLEDダウンライトを一部グレードに標準装備化。また、CX-60などラージモデルに搭載されている「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)[降車時警告機能追加]」などの安全装備を導入したほか、コネクティッドサービスに無料期間を設けるといった変更が行なわれている。

 グレードは2.0リッターエンジン搭載車が「20C」「20S」「20G」「20 Air Edition」の4タイプで、駆動方式は2WD(FF)のみ。2.5リッターエンジン搭載車は「25L」「25 Air Edition」の2タイプで、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。ボディカラーは新たに「エアログレーメタリック」「ジンクグリーンメタリック」を追加し全9色を設定。価格は264万円~375万6500円。

新色ジンクグリーンメタリック

新たに追加された「25 Air Edition」

 今回の商品改良で新たに設定されたのが、25Lグレードをベースにした特別仕様車。コンセプトは「Athleisure(アスレジャー:アスレチック+レジャーの造語)」で、ファッションスタイルの1つで日常生活でも使えるスポーツウェアを意識したもの。外観は軽快感を演出しつつクロームメッキ部分などをブラックカラーに変更、内装はグレーとホワイトの2トーンカラーでコーディネートしている。

フロントグリル中央のブランドエンブレムがブラックになる
もともと(写真左)はクロームメッキ。ここが違うだけで印象がだいぶ異なる
リアのバッジもブラック
リアのブランドエンブレムも
ウインドウモールもメッキからブラックになる
新たに搭載された直列4気筒2.5リッター直噴ガソリンエンジン。スペックは最高出力132kW(179PS)/6000rpm、最大トルク238Nm(24.3kgfm)/3750-4000rpm
撮影車両はトーヨータイヤの新車装着向けとなる「プロクセスR56」。タイヤサイズは215/55R18。標準装着となるアルミホイールはブラックメタリック塗装。センターキャップのシンボルもブラック
内装はグレーとホワイトの2トーン
グレーの部分は起毛タイプのレガーヌ材。防汚撥水加工が施されている
本革巻ステアリングは全車標準
中央は7インチ液晶となる7インチマルチスピードメーターで全車標準
シフトノブは全車本革巻。2.5リッターエンジン搭載車は周囲のパネルがピアノブラックになる
20Cグレード以外には10.25インチのセンターディスプレイが標準
フルオートエアコンが全車標準装備。2.5リッターエンジン搭載車はシートヒーターとシートベンチレーターも標準となる
ステアリングコラム右のスイッチ群。4WD車は「オフロード・トラクション・アシスト」も装備
シート表皮は合成皮革とレガーヌのコンビネーションで防汚撥水加工が施される。20 Air Editionは合成皮革とクロス
運転席ドアトリム。Boseサウンドシステムは25 Air Editionが標準、20 Air Editionはオプション
リアシート
20Cグレード以外はセンターアームレストを標準装備
ラゲッジスペース
リアシートバックは6:4分割可倒式
Boseサウンドシステム装着車はラゲッジフロア下部にサブウーファーを装備
パワーリフトゲートは20Gグレード以上に標準装備。20Sグレードはオプション