写真で見るメルセデス・ベンツ「GL 550 4MATIC グランド エディション」


 メルセデス・ベンツのラインアップで、もっともボディーサイズが大きなクロスオーバーSUVが「GLクラス」。2006年に発売され、国内では5.5リッターエンジンを搭載する「GL550 4MATIC」のみを販売。さらに装備を充実させた特別仕様車が、今回紹介する「GL550 4MATIC Grand Edition(グランド エディション)」となる。

 グランド エディションの特別装備は、10スポーク20インチアルミホイール、専用フロントバンパー、クロームのアンダーガード、クロームエグゾーストエンド、専用マットブラックアッシュウッドインテリアトリム、ロゴ入りフロアマット、内外装の専用バッヂなどで、価格は1380万円となる。

 GL550のボディーサイズは5110×1955×1840mm(全長×全幅×全高)で、5mを超える長さに2m近い幅は、近くで見るとその大きさに圧倒される。車両重量は2530kgで、コンパクトカー2台分に迫る重さとなる。

 エンジンはV型8気筒DOHC 5461ccで、最高出力は285kW(387PS)/6000rpm、最大トルクは530Nm(54.0kgm)/4800rpm、10・15モード燃費は5.9km/L。燃料タンクは100Lを飲み込む大容量だ。

 トランスミッションは電子制御7速ATの「7G-TORONIC」。4輪を駆動するフルタイム4WDで、前後輪間ロックや後輪左右間ロックもできる電子制御デファレンシャルロックを備える。オフロードスイッチを操作することで、ブレーキやシフトタイミングなどをオフロード向きの特性に変化させることが可能。

 サスペンションはAIRマティックサスペンションで、車内のダイヤルで車高調整も可能。オフロード走行に向けたスペックは、最低地上高は最大270mm、アプローチアングルは33度、渡河深度は最大600mmとなっている。

メルセデス・ベンツ GLクラスのボディーサイズは全長5mを超え、全幅も2m近くあるフルサイズのクロスオーバー。撮影車のカラーはシトリンブラウン
ボディーサイズも大きいが、それに比例してフロントグリル、スリーポインテッドスターも大きい
ヘッドランプはプロジェクタータイプターンシグナルランプはバルブタイプ。デイライトはバンパーにある
ボンネットフードステッチが目立ちレザー張りのダッシュボードが外からよく分かるワイパーはフラットタイプ
側面のターンシグナルランプはLEDでミラー内蔵型クローム仕上げのルーフレールステンレス製のサイドステップにはラバーの滑り止めが付く
テールランプはメルセデス・ベンツ伝統の凹凸のあるデザインLEDを多用しているハイマウントストップランプ
リアにもアンダーガードが付く。左右のクローム仕上げのエクゾーストエンドもグランドエディションの特別仕様GL550のバッヂ4WDであることを意味する「4MATIC」のバッヂ
エンジンはV型8気筒5.5リッターVの字をあしらったデザインの樹脂製カバーに覆われている
タイヤサイズは前後とも275/50 R20で、撮影車はスタッドレスタイヤを装着していた
GLクラスは左ハンドルモデルのみのラインアップSUVとして運転者の目線は高いが、レイアウトはメルセデス・ベンツの他のクルマとほぼ同じ。ダッシュボード、ドア内張り、アームレスト、前席センターコンソールのアシストグリップを革張りとする専用レザーインテリアを採用している
コクピットまわり。フロアにシフトレバーはなく、ステアリングコラム右のレバーで操作するのも最近のメルセデス・ベンツ車共通のものダッシュボード中央にはテンキーを装備したカーナビがあり、その下に空調、走行系の操作ボタン、最下部には車高調整や4WDモードの操作ダイヤルがあるステアリングにはハンズフリーなどのサテライトスイッチがある
ツートーンカラーの専用ナッパレザーシート
セカンドシートも同じカラー。さらにサードシートもある7人乗りだフロントシートの厚みもある
バイザー裏にミラーがあるスライディングルーフを装備開口部はフロントシートのみ
サードシートを畳んだ状態のラゲッジスペースサードシートを立てた状態トノカバーを外した状態
セカンドシートをたたむと車両の全長が長いこともあり、前後長のあるスペースとなるサードシートの折りたたみは、リアゲートを開けた側面にあるスイッチで電動で行われる

写真で見る バックナンバー
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(正田拓也/Photo:鈴木広一郎)
2012年 7月 2日