【第14回】やっぱり肉が好き! SGP特製とんかつの巻


これぞスーパーゴールデンポークのとんかつ!

 今回ゆきぴゅーとエイミーが向かったのは埼玉県の南西部、彼岸花の群生で有名な巾着田のある日高市です。そこにある株式会社埼玉種畜牧場、通称「サイボクハム」が目的地。名前からして肉食女子ゆきぴゅーにはたまらないわけでありまして……。

「にぃーく♪にぃーく♪にぃーく♪」
「今日はいつになくテンション高いですね、ゆきぴゅーさん。この間の精進料理の時とは明らかに違いますよ」

 最寄りの圏央道狭山日高IC(インターチェンジ)からは10分ほどで到着です。

「なんだか思っていた以上に広いところですわね」
「ホント、ちょっとしたテーマパークみたいですねぇ」

 駐車場に車を停めて向かうは「レストランサイボク」。ドイツの古城をモデルに造られたという大きな三角屋根の建物で、座席数250席という広さの屋内バーベキューホールなんですの。ここの名物メニューが今回ご紹介する「SGP特製とんかつ」です。

レストランサイボクの看板係長、沼崎さん。お客様の中には沼崎さんの顔を見に来る方もいらっしゃるほどだとかとんかつを待つ間食べました。金メダルソーセージグリル盛合わせ(2~3名分)1200円名物!SGP特製とんかつ「新世界コース」1980円。焼肉や豚しゃぶのおかずにこのとんかつを食べる人がいるほどの人気メニュー

 さっそくレストラン部の看板係長という沼崎さんにごあいさつしてお話を伺ってみました。

「まずこのSGPっていうのはどういう意味なんですの?」
「スーパーゴールデンポークの頭文字をとったものなんです」
「すーぱーごーるでんぽーく???」
「ええ。山梨県や宮城県にある直営牧場で、よい環境と安全な自家製飼料で育てられているサイボク独自の銘柄豚なんです。もともとゴールデンポーク(GP)という銘柄があるんですが、スーパーゴールデンポークはGPと黒豚と交配させて生まれたデラックス版なんです。どっしりとした味のGPに比べてSGPのほうが肉質がやわらかく、さっぱりしていると評判なんですよ」
「へぇ~!今から食べるのはそのスーパーゴールデンポークのとんかつってことですね。期待できそうですわ~♪(じゅるじゅる)」

 待つこと10分。揚げたてのとんかつが運ばれてきました。

「うわっ、見て見てエイミー!この切り口!」
「ほんのりきれいなピンク色で、おいしそうですねぇ」

 ソースをかけてさっそく一口かじってみると……

「やわらか~い!こんなにやわらかいとんかつ、初めてですわ~」
「確かに嫌なあぶらっぽさがなくてさっぱりとしてますね。揚げものはちょっと重くて苦手という人でもこのとんかつなら満足できそう」
「そう!それでいてお肉本来の味がしっかり出てますわ」

見よ!このキメ細かいピンク色の断面を!特製とんかつにかけるソースは金賞受賞のオリジナル商品サイボクの豚肉は、豚汁などを作ったときにアクが出ないことでも有名なんだそう
セットについているコンソメスープはこれまた金メダル受賞の自信作。単品でも注文できます(600円)「グループで来てワイワイやるのも楽しそうですわね」
「屋内のバーベキューホールだから雨の心配もないですしね」
お隣のミートショップでは、レストランで食べられるハム・ソーセージが購入できます

 それもそのはず、もともとお肉に臭みがないので、塩こしょうをする必要がないほどなんだとか。そしてどうやらこだわっているのはお肉の品質だけではないようで、パン粉は敷地内にあるパン工場で作っている生パン粉を使用しているそうですの。

 もちろん、レストランサイボクにはとんかつの他にもSGPすき焼やSGPカツカレー、サイボク特製ハンバーグなどなど、聞いただけでよだれが出ちゃいそうなメニューがずらり。しかし、「焼肉や豚しゃぶを食べに来たお客様でも“おかず”に必ずこのとんかつを食べる人がいるほどの人気メニュー」なんだとか。わかりますわー!その気持ち!

「それにしてもこんなに広い敷地だと思いませんでしたわ。駐車場もたくさんあってしかも無料なんてうれしいですわよね」
「駐車場はP1からP5まで約1000台分あるので、よく車のオフ会でも利用して頂いているようですよ。なんでも“パジェロの聖地”なんて呼ばれているみたいです」
「たしかに!これだけ広かったらパジェロがずらーっと並んでもへっちゃらですよね」

 都心からわずか1時間。中央道、関越道どちらからもアクセスできる利便性も大きな魅力のサイボクハム。そしてなにより肉好きにとってはユートピアならぬミートピア! 皆さまも次のお休みにはご家族で、グループで、カップルで、わいわいやりながらサイボクの休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

ファストフード感覚で気軽に立ち寄ることができるキッチン&カフェ。中でもこの巨大スペアリブ(400円)は食べ応えがあってやわからくて、今までのスペアリブの概念をくつがえすおいしさキッチンのもうひとつの名物がこちらのもつ煮(380円)。こってりとしたみそ味ではなく、さっぱりした醤油ベースの味付けなのでぺろりとお腹に入っちゃいます。テイクアウトも可能地元野菜直売所“楽農ひろば”は、サイボクの堆肥を使って採れた安心安全な新鮮野菜が売られているんですの
全国の生産者と直接契約しているお米屋さんもあります。サイボクに来ると、お肉、野菜、お米が買えるとあって地元の方はスーパー感覚でいらっしゃるそう。うらやましい!敷地内にある天然温泉まきばの湯は2004年にオープンした源泉かけ流しの温泉。お腹いっぱい食べた後に汗を流せるなんてサイコー!半日、いえたっぷり1日楽しめるサイボクなのでしたレストラン裏手にあるトントンハウスにはこんなかわいらしいブーちゃんがぁぁぁーーーー!最後の最後にこの画像はちょっとかわいそう???

行ったところ
レストランサイボク(株式会社埼玉種畜牧場・サイボクハム)http://www.saiboku.co.jp
埼玉県日高市下大谷沢546
TEL:042-985-4272(レストラン直通)
営業時間:11~21時(LO:20時)
定休日:月曜日(休日の場合は営業)
無料駐車場:あり
アクセス:圏央道 狭山日高ICより約10分
東京ドーム約2個分という敷地には、レストラン、ミートショップ、野菜販売所、アスレチック広場、パークゴルフ場、陶芸教室、天然温泉などが充実。

 


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このクルマでドライブしました!

ゴルフ TSI トレンドライン

同じエンジンを積んだポロが発表されたばかり。だけどワンランク上の余裕がゴルフの魅力。長時間乗っても疲れないシートが、食べ過ぎた2人をゆったり支えてくれたそうです。

プロフィール

ゆきぴゅーゆきぴゅーおふぃしゃるほーむぺえじ
イラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”。長野でフツーのOLをしていたが何の因果か鬼畜デジカメライターの弟子(奴隷)となり2000年に上京。日々の過酷でセクハラな毎日を絵日記で綴っているうちに絵の道に目覚め、ついに2005年独立。以降あちこちでタダでごはんを食べながらポンチ絵画家としてのお気楽な人生を歩んでいる。


エイミー
女性カメラマン。カメラマンとして名を馳せるべくボスニアに戦場カメラマンとして渡るも、行った早々流れ弾に当たってしまいあえなく帰国。車にまったく興味がないゆきぴゅーとは正反対に機械モノが大好き。食べるのも大好き。封印したはずの赤いバンダナは、ネット上で復活希望の声があるとかないとか(でももうしません!)



2010年 5月 26日