バンパーにこびりついて落ちない虫を簡単除去
「パープルマジック 虫&鳥フンCleaner」
メーカー:カーメイト
価格:オープンプライス(購入価格:598円)

 

カーメイトの「パープルマジック 虫&鳥フンCleaner」

 夏休み、今年は昨年のように高速道路1000円化の拡大はなかったものの、実家や旅行などクルマを使って遠出をした人は多いだろう。しかしながら、楽しい旅行から帰ってきて我が愛車を見ると驚かされるのがその汚れだ。特に高速道路を移動した場合、フロントバンパーやヘッドライト、ボンネットなどに付着した虫の残骸だ。

 そしてこの虫の残骸は、意外とボディーにこびりついてしまって、普通の洗車だけでは落ちないことも多い。そこで紹介したいのがカーメイトの「パープルマジック 虫&鳥フンCleaner」だ。

 同社のパープルマジックと言えば、ホイールなどの鉄粉クリーナーに使われる名前で、その名のとおり、鉄粉に反応して紫色に変色するものだが、この虫&鳥フンCleanerは紫色に変色することはないようだ。使い方はいたって簡単。通常の洗車をした後に、ボトルをよく振り、洗車で落ちなかった虫の残骸跡に噴霧するだけ。名前のとおり鳥フンの残骸にも使うことができる。あとは2~3分経ったらたっぷりの水とスポンジで薬剤をしっかりと洗い流すだけだ。

夜中の高速道路、特に山間部などを走るといつの間にかこびりついている虫の残骸

 これがおもしろいほどよく落ちる。蜂くらいのサイズの虫の残骸は、体液が乾くとこびりついてなかなか落ちないものだが、スポンジでひと擦り、ふた擦りもすれば跡形もなくきれいに落ちる。

 それどころかこのクリーナーはかなり強力らしく、液が付いた部分が漂白したように白くなっている。どうやら全体的に累積していた水アカが、この部分だけ落ちたらしい。おかげでクルマが見ため以上に汚れていることを認識したしだい。

カーシャンプーで洗車をしても残ってしまうのが乾いてこびりついた虫の体液だ比較的大きな虫がぶつかった跡は、がっちりこびりついてカーシャンプーで落とすのは大変ごらんのとおり、小さい虫の跡も結構残っている
こびりついた虫の体液よくボトルを振った後、直接スプレーする2~3分放置後、水を含ませたスポンジで軽くこする
いとも簡単に落ちた。クリーナーのかからなかったすぐ右下の虫の跡はそのまま残っているクリーナーの垂れた跡だけキレイになっている。水アカも落としたようだ
小さな虫の跡にも全体的にスプレーし、やはりしばらく待ってスポンジでこする
こちらもいとも簡単に落ちた。全体的にボディーのくすみが落ちた感じだ最後は水できれいにクリーナーをすすげばOK

 強力なだけに、注意書きを読むとBMWのゴムモールや、アルミ製部品、再塗装面、劣化した塗装面やメッキ面、傷の入った樹脂には使えないとなっている。また、炎天下やボディーが熱い状態での使用も禁止となっている。スプレーして、5分間以上放置するものダメだ。しかし強力といっても、少なくとも筆者に関しては、手が荒れたりすることはなかった。特にそういった注意書きもないので、取り扱いが極端に難しいものではないだろう。

別のクルマで試したところ、スプレーしたところだけ撥水しなくなった。ワックス成分も落としたのだろう

 ちなみにこのクリーナーを施工すると、その部分はワックス成分も落としてしまうらしい。水をかけるとキレイにその部分だけ撥水しなくなった。施工後はワックスがけやコーティングなどを行ったほうがよいだろう。強力なものの、使い勝手ではすすぎが悪いということもなく、きわめて簡単。その洗浄力ゆえ、間違った使い方をした場合に不安もあるが、普通に使っている分には一般的なカーシャンプーとさほど使い勝手も変わらず、オススメできる商品だ。

(瀬戸 学)
2010年 9月 17日

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