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パイオニアの大画面ディスプレイオーディオ+スマホアプリ「コッチ」なら旅がもっと楽しく快適になる!
- 提供:
- パイオニア株式会社
2023年11月30日 00:00
フローティング構造により9インチの大画面を実現する「DMH-SF700」
スマートフォンの普及拡大によりカーナビ・カーAV市場は様変わりした。いまやスマホの画面や機能をそのまま映し出してくれるディスプレイオーディオが浸透してきている。スマホと接続するだけで安価に音楽やナビを味わえるのであれば、それで十分というユーザーが多いのだろう。
今回、日光までのドライブで試すことになったディスプレイオーディオ「DMH-SF700」はパイオニア カロッツェリアのフラッグシップモデルだ。スマホとの接続は大前提であり、「Apple CarPlay」や「androidauto」に対応していることは一般的なディスプレイオーディオと変わりはない。けれども、現物を見るとまずはそのサイズ感からして驚きを感じる。
1DINサイズのため一般的な2DIN窓口車にもセット可能な製品であるにも関わらず、画面をフローティング構造とすることで9インチの画面を搭載しているのだ。これは一般的なディスプレイオーディオの約1.7倍。しかもHD画質(1280×720ピクセル)で画面はかなり鮮明に示されている。スマホを元にしているにも関わらず、ここまでクリアに見えるようになるとは驚くほどだ。これならバックカメラを付けたとしても細部まで見やすく安全にも繋がりそう。デザインの出来栄えとともにテンションが上がる。
驚くのはそんなハード面だけじゃない。実はソフトも充実。パイオニアではなんと「COCCHi(コッチ)」というスマホ向けカーナビアプリを準備していた。これはスマホ単体でも使用が可能。けれども、今回のディスプレイオーディオにそれを接続して映し出した時、かなりの威力を発揮することになりそうだ。
COCCHiでは月額350円の「基本プラン」と機能を制限した「無償プラン」の2種類プランを用意する。基本プランについては初月無料で使用でき、有料版ではルート確認が複数用意(無料版は推奨ルートのみ)されるとともに、渋滞情報がスマートループ渋滞情報(VICS+プローブ情報。無料版はプローブ情報のみ)に対応し、広告が非表示となるのが大きな違いだ。
鮮明な画面と音響にもこだわる作り込み
目的地を「日光東照宮」として走り出してみると、まず感じることはやはり画面が鮮明に感じ、さらに色分けがしっかりと行なわれていることで状況が把握しやすいことだった。高速道路、県道などが太さも色も変えられている。また、スタンドやコンビニなどのアイコンも理解しやすく、文字も読みやすいところが好感触だ。
地図データは「mapbox」をベースとするが、パイオニアのデザイン部が画面デザインを手がけたという。運転する時に見やすく表記しようという心意気が感じられる仕上がりだ。そこにはカロッツェリアが長年手がけてきたノウハウが凝縮されているようにも思えてくる。
また、案内看板の表記や交差点拡大が行なわれ、レーン情報が示されることも使いやすい。高速道路に乗れば、ハイウェイモードが立ち上がり、続くインターチェンジやパーキングが何km先にあるのかを常に示してくれるから安心だ。これなら道路標識を見落としたとしても、画面で降りるインターチェンジまでの距離や時間が把握でき、「そろそろ左車線に移っておこうかな」と、本線から出る準備も可能だから、安全運転にも繋がりそうだ。
一方で音声案内も理解しやすく、細かく手前から告知してくれるところが使いやすいと感じた。そして万が一ルートを間違えた時にはどうなるかも試してみたが、リルートも素早い。なかなか使いやすいアプリだと感じた。おかげで無事に迷わず目的地に到着。近くの霧降の滝にも行って紅葉と滝の絶景を楽しむことができた。
ここまで携帯電話を使いっぱなしだと通信料なども気になるだろう。だが、そこに対してもパイオニアは車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」(別売)を準備。これはNTTドコモのLTEデータ通信を、なんと制限なしで最大5台まで使えるという。だから地図アプリを立ち上げっぱなしにしておくことは朝飯前だ。
さらに「CarAVAssist」という専用アプリを介してブックマークしたYouTubeなどのURLを事前の転送しておけば、休憩時間に車内で動画配信を大画面で楽しむことも可能だし、Webサイトを読むことだってできてしまう。まるでタブレットをそのまま置いたかのような使い勝手がある。
ただし、そこで終わらないのがやはりカロッツェリア。ハイレゾ音源ネイティブ再生を実現することで、圧倒的な臨場感ある音質を提供してくれる。まるでダッシュボード上がライブ会場かと思えるほどの広がりのある音を感じられるのだ。
「DMH-SF700」の仕上がりは、スマホにモビルスーツを着せるようなものだ。スマホを元にしているが、車内の見た目や使い勝手はそうとは思えないゴージャスさも感じられる。もうディスプレイオーディオをひと括りにする時代も終わりなのかもしれない。一段上の仕上がりは要チェックだ。
Photo:安田 剛