東京モーターショー2013
アウディ、「A3セダン」「A3 e-tron」「A8」を展示し、国内導入を発表
A3セダンを2014年初め、A3 e-tronを2015年上半期に導入
(2013/11/21 14:59)
アウディのブースでは、プレスブリーフィングにおいて「A3セダン」「A3スポーツバックe-tron」「A8」の国内導入時期を明らかにするとともに、スポーツモデルである「S3セダン」「S8」と「A3スポーツバック e-tron」を展示。そのほかブースの展示車両は“RS”などのスポーツモデル一色。中央の舞台にはル・マン24時間レースで優勝した「R18 e-tron quattro」も展示された。
日本初公開モデルの国内導入時期は、説明を行ったアウディAGの研究開発取締役のDr.ウルリヒ ハッケンベルク氏がA3セダンが2014年初め、A3 e-tronが2015年上半期とアナウンスするとともに、アウディ ジャパン 代表取締役社長の大喜多寛氏からはA8を2014年に発売すると発表された。
A3セダン
展示された車両はスポーツモデルである「S3セダン」。A3セダンを含めて日本初公開となり、5ドアハッチバックの「A3スポーツバック」に対してクーペのダイナミズムを加えた。軽量ボディー、エンジン、インフォメーションシステムはA3ファミリーの特徴をすべて備えていると言う。
全長は4460mmで、車両重量は4ドアのTFSI Sトロニック装備車で1250kg。参考展示された「S3セダン」は最高出力221kW(300HP)となっている。トランク容量は425L。欧州発売時の搭載エンジンは1.4、1.8、2.0リッターの3つだが、国内導入モデルの仕様等については明らかにされていない。
アウディ ジャパンの大喜多社長が「日本のマーケットで必ず成功すると信じている」と発言するほど、セールスが期待されている存在だ。
A3 スポーツバック e-tron
アウディAGの研究開発取締役のDr.ウルリヒ ハッケンベルク氏がプレスブリーフィングで「(バッテリーの充電時間が)長距離旅行に支障してはならない。そしてもっとも重要なことは手の届く価格で費用対効果が高くなければならないこと」と、ハイブリッド車や電気自動車に求められる要素を示すとともに、「PHEV(プラグインハイブリッド)はこうした期待すべてに完璧に応えることができ、A3 e-tronは理想の車」と説明、PHEVの有効性を訴えた。
展示された「A3 スポーツバック e-tron」のスペックは1.4リッターのTFSIエンジンに最大出力75kWの電気モーターを組み合わせたもの。全体の最高出力は150kW(204HP)でトルクは350Nm。電気モーターでの航続距離は最大50kmだが、ガソリンエンジンと組み合わせた場合、最大940kmの走行を可能にしている。