東京オートサロン2014

ムゼオチンクエチェント レーシング チーム、「アバルト 500 ラリー R3T」を公開

全日本ラリーに参戦し、同時にアバルトの競技車両販売も開始

アバルト 500 ラリー R3Tと、全日本ラリー選手権でドライバーを務める眞貝知志選手
2014年1月10日〜12日開催

幕張メッセ 国際展示場ホール1〜11/イベントホール

 ムゼオチンクエチェント レーシング チーム(mCrt)はオートサロンの会場において、「アバルト 500 ラリー R3T」で全日本ラリー選手権への参戦と、フィアットのスポーツブランドであるアバルトの競技車両や、専用パーツを販売する事業を開始すると発表した。競技車両の販売事業は、「ムゼオ チンクエチェント レーシング ディーラー(mCrd)」を開設して行われる。アバルト 500 ラリー R3Tの価格は892万5000円。

 アバルト 500 ラリー R3Tは、市販車である「アバルト 500」のラリー競技向けバージョン。180HP(132kW)/5500rpmを発生するターボ付き直列4気筒1.4リッターエンジンを搭載、6速シーケンシャルトランスミッションを介して前輪を駆動する。車両重量は1080kg。各所に競技用車両としてのカスタマイズが施されている。

展示されたアバルト 500 ラリー R3T。実際に参戦する車両だが、イタリアから届いてからほとんど走行していないため新車状態
ターボ付き直列4気筒1.4リッターエンジンは180HP(132kW)/5500rpmを発生
車内にロールバーが張り巡らされている
トランスミッションは6速シーケンシャル
バケットシートを装備
通常ならリアシートの部分もロールバーで埋め尽くされている
ペダル
ドライバー側のメーターパネルは塞がれ、コ・ドライバーも見えるセンターに情報を表示する
ルーフに室外のエアを導入するダクトがある
消火器などを装備

 mCrtは、アバルト 500 ラリー R3Tで全日本ラリー選手権のうち、ターマック(舗装路)の4戦に参戦する。現在は全日本ラリーではアバルト 500 ラリー R3TのようなFIA R3T車両は選手権の対象となっていないので、賞典外となるオープンクラスにエントリーする。

 アバルト 500 ラリー R3Tを操るドライバーは、2012年に全日本ラリー選手権JN-3クラスのチャンピオンドライバーである眞貝知志選手、サービス体制は愛知県豊田市のSRS(シロキヤレーシングサービス)が担当する。

 参戦するラリーは第1戦の「ツール・ド・九州2014 in 唐津」、第6戦の「第48回大阪電通大チャリティーラリー丹後半島ラリー2014」、第8戦の「第42回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2014」、第9戦の「新城ラリー2014」。以上の4戦に加えて第5戦の「モントレー2014 in 渋川」への参戦も検討しているという。

(正田拓也)