2016ジュネーブショー
スバル、次期インプレッサの第3弾モデル「SUBARU XV CONCEPT」をワールドプレミア
新中期経営ビジョン「際立とう 2020」における次世代モデルの第1弾・次期インプレッサベースのSUV
(2016/3/7 12:52)
- 2016年3月1日~13日(現地時間)
- スイス ジュネーブ
- GENEVA PALEXPO
スバル(富士重工業)は、ジュネーブショーで新型のコンセプトカー「SUBARU XV CONCEPT」を世界初公開した。
SUBARU XV CONCEPTは、2015年の東京モーターショーで公開した「インプレッサ 5-DOOR コンセプト」、ロサンゼルスショーの「インプレッサ セダン コンセプト」に続く次期インプレッサを示唆する第3弾のモデル。今年中にも市販モデルが発売される予定の、4代目インプレッサの派生モデルを前提としたコンセプトカーになる。
「XV」は発売するや否やグローバルで人気のモデルとなり、現行インプレッサシリーズの約半数がXVというほど人気を集めている。そんなモデルなので、次期インプレッサでも当然ラインアップすることが予想されている。
SUBARU XV CONCEPTは、5-DOOR コンセプトやセダン コンセプトと同様のデザインコンセプトになるので、パワートレーンなどの詳細は明かされていない。エクステリアは、スバルのデザインテーマである「ダイナミック&ソリッド」をベースにデザインされていて、どちらかというとダイナミックさに振ったのが特徴だという。
フロントまわりは、ワイド&ローのスタンスによりスバル車ならではのスポーティな印象を与えている。デザインのキーアイテムとなっているヘキサゴングリルやホークアイヘッドライトは踏襲しているが、フロントフェイスに占める面積は、5-DOOR コンセプトやセダン コンセプトと変えている。どのモデルも同じ顔にするべきではないというデザイナーの意見により、同じインプレッサながら3つの派生モデルで異なるフロントフェイスに仕上げている。
サイドのキャラクターラインやフェンダーアーチは5-DOOR コンセプトと同様。ただ、フロントバンパー、ホイールアーチ、サイドシル、リアバンパーへと連続して設けられたマットブラックのクラッディングについてはXV コンセプトのオリジナルになる。リアまわりに関しても、専用のディフューザーやエアダクトを設けて力強さを与えている。
ボディカラーは、氷河を想起させるブルーグレーを基調にしたグレイシャーカーキ・シリカを採用。前後バンパーやアルミホイール、ルーフレールにはオレンジの差し色が用いられていて、外装のグレイシャーカーキ・シリカに華やかさを加えている。現行モデルのXVは、オレンジやカーキなどの独創的なカラーリングで人気を得ていたこともあり、引き続きオレンジのカラーリングを採用したという。
次期インプレッサは、スバルが今後展開していくグローバルプラットフォームを採用した最初のモデルとなる。3モデルのコンセプトカーを見ても分かるように、よりアグレッシブなデザインを取り入れつつ、ハンドリング性能もさらに引き上げて、より魅力的なモデルとして市場へ導入されるはずだ。