2016 ニューヨークショー

ホンダ、3モーターハイブリッドもラインアップする「MDX」マイチェンモデル

「アキュラ ウォッチ」を初めて全車標準装備

2016年3月23日(現地時間)発表

新しいMDXについて解説するアメリカン・ホンダモーター エグゼクティブ・バイス・プレジデント ジョン・メンデル氏

 本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは3月23日(現地時間)、米国で開催中の2016年ニューヨーク国際自動車ショーにラグジュアリーSUV「MDX」マイチェンモデルを出展した。

 2017年モデルとなる新しいMDXでは、V型6気筒SOHC 3.5リッター直噴エンジンに9速ATを組み合わせる既存のパワートレーンに加え、MDXとして初めて3モーターハイブリッドシステム「スポーツ ハイブリッド SH-AWD」を設定。3モーターハイブリッドシステムはV型6気筒SOHC 3.0リッター直噴エンジンに7速DCTを組み合わせ、モーターアシストと合わせて325PSを発生。この最高出力は3.5リッター直噴エンジンより35PS高いものとなる。

フロントマスクに「ダイヤモンド ペンタゴングリル」を採用して外観イメージを新たにした
MDXマイチェンモデルの走行イメージ

 外観デザインは1月に行なわれたデトロイトモーターショーに出展された次世代アキュラのデザインコンセプトモデル「プレシジョン コンセプト」で示された「ダイヤモンド ペンタゴングリル」をフロントマスクに採用。スポーティでシャープなデザインによりラグジュアリーSUVであることをアピールする。また、先進安全運転支援システム「アキュラ ウォッチ」を、アキュラ車として初めて全グレードに標準装備している。

 北米での発売は、ガソリンモデルは今夏、3モーターハイブリッド搭載モデルは今年後半を予定。生産は現行モデルと同様に米国アラバマ工場で行なわれるほか、2017年初頭からはオハイオ州のイーストリバティ工場でも生産を開始するとのこと。

3列目シートを備える多人数乗車のSUVであるMDX。センターコンソールに「レジェンド」「クラリティ フューエル セル」などでも採用する「エレクトリックギアセレクター」を装備
3月1日~13日開催のジュネーブショーで世界初公開された新型「シビック ハッチバック」も展示されている

編集部:椿山和雄