2017 デトロイトショー

日産、コンセプトカー「Vmotion 2.0」が北米のデザイン賞「EyesOn Design Awards」受賞

「我々のデザインの進化の方向性について評価された」と中村史郎CCO

2017年1月10日(現地時間)発表

デトロイトショーのプレスカンファレンスでコンセプトカー「Vmotion 2.0」について語る日産自動車株式会社 専務執行役員 CCO(チーフクリエイティブオフィサー)中村史郎氏

 日産自動車は1月10日(現地時間)、米国 デトロイトで開催されている「デトロイトショー」で世界初公開した新型コンセプトカー「Vmotion 2.0」が、デトロイトショー内で併催されている「EyesOn Design Awards」の「Best Concept Vehicle」に選ばれたことを発表した。

 日産の新しいコンセプトカーであるVmotion 2.0は、「将来のセダンにおけるデザインの方向性を示唆する」というコンセプトが与えられたモデル。「ハイセンスなスタイル」「エモーショナルなデザイン」「広々とした空間」「快適な乗り心地」を実現し、移動が多く忙しいビジネスパーソンに向けた将来のモビリティを提案している。

 EyesOn Designは1987年にGM、フォード、クライスラーのサポートによって設立され、EyesOn Design Awardsでは参加する各自動車メーカーのデザイン担当役員や退職後のデザイナーなどが審査員として多数参加して、8つの部門別に表彰を行なっている。

 この受賞について、日産自動車 専務執行役員 CCO(チーフクリエイティブオフィサー)の中村史郎氏は「Vmotion 2.0が優れたデザインとして評価を頂いたことは素直にうれしいです。同時に我々のデザインの進化の方向性について評価されたことでもあり、それが意義深いと思います。また、“EyesOn Design Awards”の審査員は世界の自動車メーカーのデザインリーダーたちであり、競合する立場の皆さんから賞賛を頂いたということは、我々デザインチームに大いなる自信を与えてくれました」とコメントした。

EyesOn Design AwardsのBest Concept Vehicleに選ばれたVmotion 2.0

岡本幸一郎

1968年 富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報ビデオマガジンの制作、自動車専門誌の記者を経てフリーランスのモータージャーナリストとして独立。国籍も大小もカテゴリーを問わず幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもさまざまなタイプの25台の愛車を乗り継いできた。それらの経験とノウハウを活かし、またユーザー目線に立った視点を大切に、できるだけ読者の方々にとって参考になる有益な情報を提供することを身上としている。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。