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ダイハツ、“働きやすさ”に焦点を当てた新型軽商用車「ハイゼット キャディー」
女性と高齢者にも配慮した車種増を菊池桃子さんも応援
2016年6月14日 15:47
- 2016年6月13日 発売
- 118万8000円~154万4400円
ダイハツ工業は6月13日、ビジネスにおける効率的な輸送ニーズに対応する軽商用車「ハイゼット キャディー」を発表し、同日から発売した。軽乗用車「ウェイク」をベースとし、荷室スペースを最大限に確保するとともに、乗りやすさ、積載のしやすさに配慮したうえで先進安全装備も搭載するなど、使用する人の“働きやすさ”も重視した。価格は118万8000円から。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
D | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | CVT | 2WD(FF) | 1,188,000円 |
4WD | 1,312,200円 | |||
D“SA II” | 2WD(FF) | 1,252,800円 | ||
4WD | 1,377,000円 | |||
D“デラックス” | 2WD(FF) | 1,258,200円 | ||
4WD | 1,382,400円 | |||
D“デラックス SA II” | 2WD(FF) | 1,323,000円 | ||
4WD | 1,447,200円 | |||
X | 直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ | 2WD(FF) | 1,355,400円 | |
4WD | 1,479,600円 | |||
X“SA II” | 2WD(FF) | 1,420,200円 | ||
4WD | 1,544,400円 |
「6つの楽」で働く人を“応援”
ハイゼット キャディーは、荷室空間の広さだけでなく乗車時の快適性、業務上の実用性にも配慮した軽商用車。「6つの楽」をコンセプトとし、FFレイアウトのエンジンにより前列が高さ360mmという低床フロアを実現して乗降しやすくした「楽ラク ノリオリ」、高さ595mmと低めに設定した荷室フロアで小型ダンボールなら約18箱分を積載できる「楽ラク ツミコミ」、衝突回避支援システム「スマートアシストII」などの安全装備による「楽ラク アンシン」、高い静粛性と座り心地に加え、CVTの滑らかな加速による「楽ラク ドライブ」を、これまでの同クラスの商用車にない魅力として打ち出す。
また、樹脂製のフラットな荷室フロアを採用し汚れを拭き取りやすくたうえで、小物を置けるポケット類も複数装備した「楽ラク セイケツ」、計6色のボディカラーを用意した「楽ラク カラフル」といった要素も特徴としている。これら以外に、オート格納式ドアミラー、LEDフォグランプ、バックカメラ、水洗い可能なオールウェザーマット、荷室収納をより便利にカスタマイズするアイテムなどをメーカーオプション、またはディーラーオプションとして用意している。
発表会に登壇した同社上級執行役員の上田亨氏は、メーカーが「1mm単位で荷室を広げる努力をしてきたが、実際には荷物スペースが半分も使われていないことが増えている」と明かすとともに、ユーザー調査により商用車においては荷室空間よりも静粛性や足下の広さ、乗り心地、座り心地といった点に不満が大きいこと、さらには安全性も重視しているという結果が得られたと報告。女性やシニア世代の社会進出の機運が高まっていることにも触れ、「人の働きやすさというニーズに対応する、新しい発想の軽商用車が必要である」と語った。
また、1億総活躍国民会議の民間議員である菊池桃子さんがゲストとして登場し、さまざまな人の働きやすさにフォーカスしたハイゼット キャディーについて、「日本人の総人口が減っているなかで女性とシニア層の活躍が期待されていて、(その活躍をクルマという)商品が応援してくれるのは、1人の女性としてうれしい。日本を元気にするクルマになってほしい」とコメントした。
なお、発売に先がけ、輸送業務を担う複数の事業者にハイゼット キャディーを1カ月間試験導入してもらうという取り組みも行なった。協力したのはアート引越センター、ダスキン、ドコモ・バイクシェア、花キューピット、Hotto Mottoの5社。実際にハイゼット キャディーを運転した各社のスタッフは、「乗用車と同じ感覚で快適に運転できる」「先進安全装備により危険を察知して知らせてくれるため安心できる」「奥行きや高さのある荷物も楽に積み込める」といった数々のメリットを訴えた。