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ダイハツ、新型小型商用車「グランマックス カーゴ」「グランマックス トラック」。初の海外生産車を発売

新開発のステレオカメラを採用した「スマートアシスト」搭載

2020年9月4日 発売

グランマックス カーゴ:197万5000円~234万7000円

グランマックス トラック:178万7000円~212万9000円

グランマックス トラック

 ダイハツ工業は6月22日、日本での販売商品として初の海外生産車となる新型小型商用車「グランマックス カーゴ」「グランマックス トラック」を、9月4日から発売すると発表した。価格はカーゴが197万5000円~234万7000円、トラックが178万7000円~212万9000円。

 グランマックス カーゴ、グランマックス トラックは、インドネシアの現地法人であるアストラ・ダイハツ・モーターで生産して、日本に輸出、販売する商品となる。

 それぞれパワートレーンは、最高出力71kW(97PS)/6000rpm、最大トルク134Nm(13.7kgm)/4400rpmを発生する直列4気筒 1.5リッターエンジンを搭載。トランスミッションは5速MTと4速AT、駆動方式は2WD(FR)と4WDが用意される。

 エンジンを前席下に配置するフロントミッドシップレイアウトとしたことで、理想的な前後重量配分とし、高速域やカーブでも高い走行安定性を実現。また、最小回転半径4.9mとし、狭い道などでの取りまわしのしやすさを実現させたという。

 積載能力は、グランマックス カーゴで750kg、グランマックス トラックで800kgの最大積載量(2WDの場合)を実現して、軽商用車よりも多くの荷物を積みたいユーザーのニーズに応えた。

 ボディカラーは「ホワイト」「シルバーマイカメタリック」の2色を設定している。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
カーゴ GL直列4気筒 1.5リッター5速MT2WD(FR)1,975,000円
4WD2,258,000円
4速AT2WD(FR)2,064,000円
4WD2,347,000円
トラック GL5速MT2WD(FR)1,787,000円
4WD2,041,000円
4速AT2WD(FR)1,875,000円
4WD2,129,000円

グランマックス カーゴ

グランマックス カーゴ

 グランマックス カーゴでは、最大荷室長2045mm(2名乗車時)を実現するとともに、床面地上高620mmの低床フロアと広いバックドア開口部により、荷室への荷物積み下ろしのしやすさを実現。ドア開口幅790mmの両側スライドドアにより、狭い場所でも荷物の積み下ろしを可能にする。

グランマックス カーゴの特長

グランマックス トラック

グランマックス トラック

 グランマックス トラックでは、荷台フロア長2480mmと、スクエアでフラットな広い荷台スペースにより、様々な業種のユーザーにとって便利な荷台を実現。またアオリ高は360mmとして20個設定したロープフックにより、しっかりと荷物を固定することが可能という。

グランマックス トラックの特長

 両モデルは、現在インドネシアで「グランマックス ミニバス」「グランマックス ピックアップ」として販売しているが、日本市場への対応のため大幅な改良が実施されており、新開発のステレオカメラを採用した予防安全機能「スマートアシスト」を搭載して、夜間の歩行者にも対応する衝突回避支援ブレーキ機能や、ペダルを踏み間違えた際の急発進を抑制するブレーキ制御付誤発進抑制機能(AT車)、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなど6つの機能で、安全・安心をサポート。そのほかにもVSC&TRC、LEDヘッドライト、エマージェンシーストップシグナルなどの安全装備を採用している。

 同社では、現在日本国内の1tクラスの小型商用車は、建設業やサービス業、農業など、幅広いユーザーの業務で利用されており底堅い需要があるといい、グランマックス カーゴとグランマックス トラックの投入により、軽商用車よりもゆとりをもって仕事をしたいというニーズに応えた形だ。