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マツダ、「アクセラ」に「G-ベクタリング コントロール」搭載

大幅改良で1.5リッターディーゼルを追加し、ディーゼルは2.2リッターと2本立てに

2016年7月14日 発売

アクセラスポーツ/アクセラセダン:176万400円~331万200円

 マツダは7月14日、スポーツコンパクト「アクセラスポーツ」「アクセラセダン」を大幅改良し、同日発表した新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第1弾となる「G-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control)」を搭載して発売した。価格はアクセラスポーツ、アクセラセダンとも176万400円~331万200円。なお、G-ベクタリング コントロールはアクセラでの導入を皮切りに、今後すべての新世代商品に搭載する予定としている。

アクセラスポーツ
機種エンジン変速機駆動価格
15CSKYACTIV-G 1.5SKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)1,760,400円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)1,760,400円
4WD1,981,800円
15SSKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)1,922,400円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)1,922,400円
4WD2,143,800円
15S PROACTIVESKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)2,138,400円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)2,138,400円
4WD2,359,800円
15XDSKYACTIV-D 1.5SKYACTIV-DRIVE(6速AT)2WD(FF)2,303,640円
15XD PROACTIVE2,430,000円
15XD L Package2,689,200円
22XD PROACTIVESKYACTIV-D 2.22,781,000円
4WD3,002,400円
22XD L PackageSKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)3,088,800円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)3,088,800円
SKYACTIV-MT(6速MT)4WD3,310,200円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)3,310,200円
アクセラセダン
機種エンジン変速機駆動価格
15CSKYACTIV-G 1.5SKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)1,760,400円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)1,760,400円
4WD1,981,800円
15SSKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)1,922,400円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)1,922,400円
4WD2,143,800円
15S PROACTIVESKYACTIV-MT(6速MT)2WD(FF)2,138,400円
SKYACTIV-DRIVE(6速AT)2,138,400円
4WD2,359,800円
22XD PROACTIVESKYACTIV-D 2.22WD(FF)2,781,000円
4WD3,002,400円
22XD L Package2WD(FF)3,088,800円
4WD3,310,200円
アクセラセダン(ハイブリッド)
機種エンジン変速機駆動価格
HYBRID-CSKYACTIV-G 2.0+モーター電気式無段変速機2WD(FF)2,473,200円
HYBRID-S PROACTIVE2,651,400円
HYBRID-S L Package2,879,000円
アクセラスポーツ 15C
アクセラセダン HYBRID-S PROACTIVE

 4月に先行して技術発表が行なわれたG-ベクタリング コントロールは、エンジン、トランスミッション、シャシー、ボディなどを統合制御するスカイアクティブ ビークル ダイナミクスの技術の1つで、これまで別々に制御されていた車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロール。ステアリング操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させ、4輪の接地荷重を最適化することでスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術となる。技術内容の詳細は、関連記事の「エンジンでシャシー性能を高める!! マツダの『G ベクタリング コントロール』」や岡本幸一郎氏による試乗インプレッション記事などを参照していただきたい。

G-ベクタリング コントロールの作動イメージ
エンジントルクの緻密なコントロールにより、旋回時の初期応答を高めたり、直進時のピッチング挙動の緩和などが行なえる

 このほかに今回の大幅改良では、ディーゼルエンジンのSKYACTIV-D搭載車でエンジントルクの応答性を緻密にコントロールする「DE精密過給制御」、静粛性を向上させる「ナチュラル・サウンド・スムーザー」「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」などを採用。アクセラスポーツのラインアップに「デミオ」「CX-3」などで採用している1.5リッターの「SKYACTIV-D 1.5」を追加した。

 また、全車で内外装のデザインを変更し、インパネのHMI技術「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の視認性向上。カラー化、高輝度化、高精細化、高コントラスト化を行なったほか、ディスプレイの上側を走行環境情報、下側を車両情報というレイアウトにして見分けやすくした。さらにアクティブ・ドライビング・ディスプレイでは、安全運転支援システム「i-ACTIVSENSE」の新技術となる「交通標識認識システム(TSR)」を表示可能とした。

 TSRではディスプレイ内にフォワード・センシング・カメラで認識した速度標識、進入禁止標識、一時停止標識といった標識の内容を表示。制限速度を超過している場合はディスプレイ内のグラフィックを点滅させて通知するほか、ブザー音による警告も設定可能としている。

メーターパネル前方の「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」は視認性を高めたほか、新技術となる「交通標識認識システム(TSR)」が表示可能になった

【お詫びと訂正】記事初出時、アクセラセダンの価格表に一部間違いがありました。SKYACTIV-D 2.2搭載車は全車6速ATとの組み合わせになります。お詫びして訂正させていただきます。