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マツダ、新型「アクセラ」の価格を発表し予約販売を10月10日開始
セダン、ハッチバックとも171万1500円から、燃費30.8km/Lのハイブリッドは237万3000円から
(2013/10/9 11:55)
マツダは10月9日、新型「アクセラ」の価格を発表した。10月10日より予約を受け付ける。価格は、セダン、ハッチバックとも171万1500円から、ハイブリッドは237万3000円から。
発売はSKYACTIV-G 2.0の6速MTを除くガソリンモデルが11月21日、SKYACTIV-D 2.2モデルが2014年1月予定。SKYACTIV-G 2.0+6速MTは来春導入予定となる。
●アクセラスポーツ(5ドア ハッチバック)
機種 | エンジン | 変速機 | 駆動 | 価格 | 減税 |
---|---|---|---|---|---|
15C | SKYACTIV-G 1.5 | SKYACTIV-MT(6速MT) | 2WD(FF) | 1,711,500円 | 75% |
SKYACTIV-DRIVE(6速AT) | 1,711,500円 | ||||
4WD | 1,921,500円 | 認可取得前 | |||
15S | SKYACTIV-MT(6速MT) | 2WD(FF) | 1,848,000円 | 75% | |
SKYACTIV-DRIVE(6速AT) | 1,848,000円 | ||||
4WD | 2,058,000円 | 認可取得前 | |||
20S | SKYACTIV-G 2.0 | SKYACTIV-DRIVE(6速AT) | 2WD(FF) | 2,205,000円 | 75% |
20S Touring | 2,310,000円 | ||||
20S Touring L Package | 2,436,000円 | ||||
XD | SKYACTIV-D 2.2 | SKYACTIV-MT(6速MT) | 2WD(FF) | 2,982,000円 | 認可取得前 |
SKYACTIV-DRIVE(6速AT) | 2,982,000円 |
●アクセラセダン(4ドアセダン)
機種 | エンジン | 変速機 | 駆動 | 価格 | 減税 |
---|---|---|---|---|---|
15C | SKYACTIV-G 1.5 | SKYACTIV-MT(6速MT) | 2WD(FF) | 1,711,500円 | 75% |
SKYACTIV-DRIVE(6速AT) | 1,711,500円 | ||||
4WD | 1,921,500円 | 認可取得前 | |||
15S | SKYACTIV-MT(6速MT) | 2WD(FF) | 1,848,000円 | 75% | |
SKYACTIV-DRIVE(6速AT) | 1,848,000円 | ||||
4WD | 2,058,000円 | 認可取得前 |
●アクセラハイブリッド(4ドアセダン)
機種 | エンジン | 変速機 | 駆動 | 価格 | 減税 |
---|---|---|---|---|---|
HYBRID-C | SKYACTIV-G 2.0+モーター | 電気式無段変速機 | 2WD(FF) | 2,373,000円 | 免税 |
HYBRID-S | 2,499,000円 | ||||
HYBRID-S L Package | 2,625,000円 |
ハイブリッドはJC08モード燃費30.8km/Lを達成
新型アクセラは、5ドアハッチバックの「アクセラスポーツ」、4ドアセダンの「アクセラセダン」をラインアップするCセグメントモデル。アクセラスポーツはガソリンの1.5リッター「SKYACTIV-G 1.5」と2.0リッター「SKYACTIV-G 2.0」に加え、ディーゼルの2.2リッター「SKYACTIV-D 2.2」エンジンを搭載。アクセラセダンはSKYACTIV-G 1.5とともに、新たにハイブリッド専用としてのSKYACTIV-G 2.0を開発し、モーターと組み合わせることでJC08モード燃費30.8km/Lを達成したハイブリッドを展開する。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドの3種類のパワートレーンを同一車種で国内市場に投入するのは日本メーカーでは初という。
SKYACTIV-G 1.5エンジンでは、従来から大幅なトルクアップと約26%の燃費向上に成功。SKYACTIV-G 2.0エンジンでは4-2-1排気システムを新たに採用し、4-1排気の同エンジンを搭載した先代モデルに対し、トルクアップとともに約9%の燃費改善が図られている。また、V型8気筒4.0リッターガソリンエンジン車並みのトルクを実現したとするSKYACTIV-D 2.2エンジンは、NOx後処理装置なしでポスト新長期規制に適合している。
いずれのモデルも「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」と新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した「CX-5」「アテンザ」に次ぐ第3弾モデルとなり、これに加えて「アテンザ」で採用した先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」、新たに開発した独自の新カーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT(マツダ コネクト)」を搭載するなど、同社の最新技術を満載したモデルになっている。
●アクセラ搭載エンジン諸元
搭載グレード | HYBRID-C、HYBRID-Sなど | 20S、20S Touringなど | 15C、15S | XD |
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エンジン | SKYACTIV-G 2.0+モーター | SKYACTIV-G 2.0 | SKYACTIV-G 1.5 | SKYACTIV-D 2.2 |
エンジン最高出力 | 73kW(99PS)/5200rpm | 114kW(155PS)/6000rpm | 82kW(111PS)/6000rpm | 129kW(175PS)/4500rpm |
エンジン最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/4000rpm | 196Nm(20.0kgm)/4000rpm | 144Nm(14.7kgm)/3500rpm | 420Nm(42.8kgm)/2000rpm |
モーター最高出力 | 60kW(82PS) | - | - | - |
モーター最大トルク | 207Nm(21.1kgm) | - | - | - |
JC08モード燃費 | 30.8km/L | 19.0km/L | 19.4km/L(2WD/AT) | - |
意のままの走りを実現する作り込み
エクステリアではダイナミックで生命感のある動きを表現するとともに、低く構えたグリルに金属の塊から削り出したような重厚な質感の「シグネチャーウイング」を採用した精悍なフロントマスクとした。ボディーカラーは新色の「チタニウムフラッシュマイカ」「ディープクリスタルブルーマイカ」や、デザインテーマのイメージカラーである「ソウルレッドプレミアムメタリック」など全8色を設定する。
インテリアは室内空間を単に広くするだけではなく、使いやすい空間を「絶対価値」としてデザイン。ステアリングや単眼メーターとドライバーの体の中心を同軸にレイアウトし、クルマとドライバーの一体感を演出するとともに、一目で高い質感を感じさせる、先進的なインテリア造形とした。
特に運転をするドライバーが理想的なドライビングポジションを得られるよう、自然な脱力状態で次の動きに備えている姿勢(快適関節リンク角)をベースに、ステアリングやペダルなどを配置。また、前輪を50mm前方に配置することで運転席足下スペースを拡大し、ホイールハウスとアクセルペダルの干渉を解消して適正なペダル配置を実現したという。さらに先代モデルからAピラーを100mm後退させ優れた運転視界を確保するとともに、腰まわりの接触面積を大幅に拡大し、常に正しい姿勢を確保できる新構造のシートを採用している。
一方、スマートフォンと連携してさまざまな機能を実現する新カーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT(マツダ コネクト)」は、米HARMANが運営するWebコンテンツ「Aha」を利用してTwitterの新着ツイートやFacebookのニュースフィードを音声読み上げ機能により確認できる。Facebookの「いいね!」や音声メッセージ投稿機能を使えるほか、Ahaを介して世界中4万局以上のインターネットラジオ局へのアクセスが可能になっている。また「i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)」「燃費モニター」に加え、オイルの交換時期などが確認できる「メンテナンス」機能、メーターに表示された警告の内容を確認できる「ウォーニングガイダンス」機能などが備わっている。
世界基準の安全性能
先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」は、「まずはドライバーを尊重し、運転環境の変化に対しドライバーが正しく認知・判断・操作することをサポート。ドライバーが避けられない万一の状況下では、被害の防止・軽減をはかる技術で支援する」との思想に基づき、「危険認知支援技術」「運転支援技術」「衝突回避支援・被害軽減技術」の3つの技術からなる。
危険認知支援技術は、後方からの接近車両を知らせる「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」や、ハイビームでの走行時に必要に応じてロービームに自動で切り替える「ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)」、ヘッドランプがステアリングを切る角度と車速に応じて自動的に進行方向を向く「アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)」、フロントガラス上面のカメラで車線を認識し、車線から逸脱しそうな際に音で知らせる「車線逸脱警報システム(LDWS)」で構成。
また、運転支援技術としてミリ波レーダーで先行車との速度差や車間距離を認識し、約30~100km/hの範囲で自動追従走行を可能にする「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を、20S Touring、20S Touring L Package、XDに標準装備。
さらに衝突回避支援・被害軽減技術として、約4~30km/hでの低速走行中にフロントガラスに設置した近赤外線レーザーレーダーで先行車を捉え、衝突の危険性が高いと判断するとブレーキを自動制御する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)&AT誤発進抑制制御」(20S、20S Touring、20S Touring L Package、XDに標準装備)、約15km/h以上で走行中にミリ波レーダーで先行車を捕捉し、車間距離が基準値に達した場合に警報を鳴らすとともに、車間距離がさらに短くなると軽いブレーキを作動。さらに衝突が避けられない状況では強いブレーキでさらに減速する「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」(20S Touring、20S Touring L Package、XDに標準装備)を搭載し、「世界基準の安全性能」を実現している。