ニュース

日産、東京 銀座のブランド発信拠点「NISSAN CROSSING」が9月24日オープン

最新のコンセプトカーからVRを活用したサービスまで日産を満喫できるスペースに

2016年9月23日 公開

複合商業施設「GINZA PLACE」の1階と2階に位置するブランド発信拠点「NISSAN CROSSING」

 日産自動車は9月23日、翌日に正式オープンを控える東京 銀座のブランド発信拠点「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」を報道陣に公開した。

NISSAN CROSSING

住所:東京都中央区銀座5丁目8番1号
オープン:2016年9月24日
営業時間:10時~20時
休館日:不定期

 ビルの建て替えに伴い、2014年から一時休館していた「日産ギャラリー」がNISSAN CROSSINGとしてリニューアルオープンする。NISSAN CROSSINGは複合商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」の1階と2階に位置し、1階はヒストリックカーから最新のコンセプトカーなどを展示するシリンダー型のショーケース、注目車両を展示するセンターステージ、サラウンドスピーカーと高精細LEDモニターで迫力ある映像を映し出すシアタースペースなどで構成。

 また、2階では照明の動きによって展示車両を魅力的に演出するという「Spiral Stage」が用意されるほか、内覧会当日は現代美術家の名和晃平氏がデザインした電気自動車(EV)「リーフ」のコラボレーションモデルが展示されていた。

 さらに2階では日産のこれまでの歩みをはじめ、過去の名車から未来に向けたさまざまな技術などをタッチスクリーン式のワイドスクリーンで紹介する「インタラクティブ ウォール」、VR(ヴァーチャル・リアリティ)を活用してGT-Rに乗ってレースに出場しているような感覚が体験できる「Special Content -VR Racing-」、ミニカーやスマートフォンカバー、エアゲージ、レーシンググローブといったオリジナルグッズの販売、飲み物や軽食を提供する「CROSSING CAFE」なども用意される。

シリンダー型のショーケースに展示されるのは、2015年のフランクフルトモーターショーで世界初公開されたスポーツクロスオーバータイプのコンセプトカー「Gripz Concept (グリップス コンセプト)」。シリーズハイブリッドEVシステム「Pure Drive e-Power」を搭載
1階のセンターステージには2015年の東京モーターショーで世界初公開したEVベースの自動運転車「ニッサン IDS コンセプト」。意のままにクルマを操る楽しさと、自動運転により生み出される自由で創造的なゆとりの時間を楽しむという2面性を持つのが特徴になっている
同じく1階に展示されていたのは、8月に発売されたばかりのフラグシップスポーツカー「GT-R NISMO」2017年モデル。NISMO専用チューニングにより最高出力441kW(600PS)/6800rpm、最大トルク652Nm(66.5kgm)/3600-5600rpmを発生するV型6気筒 3.8リッターツインターボエンジンを搭載し、価格は1870万200円
2階の「Spiral Stage」に展示された新型ミドルクラスミニバン「セレナ」。高速道路における単一車線での使用を前提とした自動運転技術「ProPILOT(プロパイロット)」を搭載することで話題のモデル
現代美術家の名和晃平氏がデザインしたリーフ
2階スペースで用意されるタッチスクリーン式のワイドスクリーン。ここでは過去の名車から未来に向けたさまざまな技術などについて見ることが可能になっている
2階ではVR(ヴァーチャル・リアリティ)を活用してGT-Rに乗ってレースに出場しているような感覚も体験できる
オリジナルグッズの販売も
日産自動車株式会社 専務執行役員 星野朝子氏

 9月23日に行なわれた内覧会では、日産自動車 専務執行役員の星野朝子氏が登壇してNISSAN CROSSINGの概要を紹介。

 そのなかで星野氏は、「日産は1963年8月にこの地で日産ギャラリーをオープンし、50年以上の間、銀座のランドマークの1つとして多くの方々に親しまれてきた。今や銀座は世界各国から訪れるグローバルな街となり、そのなかで日本のよさ、日本らしさを世界に発信する街として発展してきた」とこれまでを振り返るとともに、「このたび日産は銀座ギャラリーをリニューアルし、名称をNISSAN CROSSINGと一新。面積も2倍に増やし、日産ブランドの魅力を銀座に訪れるすべての人に発信する拠点として生まれ変わる」とコメント。また、NISSAN CROSSINGのコンセプトに「The Gateway to NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を掲げ、「クルマと人と社会との新しい関係を体験できる、そして日産の高い電動化・知能化技術を提供する“NISSAN INTELLIGENT MOBILITY”の発信拠点」と説明した。

 また、「NISSAN CROSSINGでは季節の移り変わる時間、展示する内容、イベントなどに合わせてさまざまな色に表情を変え、動きのある空間を実現している」と述べており、銀座4丁目交差点に面した2階のガラス面にLEDを組み込んで有機的に変化させることから「特に夜はすごく印象的な演出になっていて、銀座を訪れる方々の絶好の撮影スポットになるのではないか」と期待感を寄せた。

 そのほか「CROSSING CAFE」については「マキアートのクリームのところに好きなクルマやご自身の顔を表現する日本初のサービスも用意しているので、ぜひお立ち寄りください」とアピールして挨拶を締めくくっている。

「CROSSING CAFE」で提供されるマキアート。デザインは9種類の車種から選択できるほか、タブレットで顔写真を撮り、その写真がクリームにデザインされるというサービスも