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日産、「セレナ」のUDタクシーが東京都で運行開始

車いすに乗ったまま乗降が可能

2016年12月2日 運行開始

 日産自動車は12月2日、同社のミニバン「セレナ」が東京都の認定するユニバーサルデザイン(UD)タクシーとして運行を開始したと発表した。

 運行を開始したUDタクシー仕様のセレナは、東京都が行なっている次世代タクシーの普及促進事業助成金交付制度において、唯一の適合車として認定されているもの。今後、東京都では2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて環境性能に優れたUDタクシーの導入を促進していく。

 UDタクシー仕様の「セレナ」は、車いすに乗ったまま乗降が可能。車いすの利用者はバックドアから乗降を行ない、乗降時に使用するスロープには後退防止ベルトを採用して安心感を高めた。

 UDタクシーとは「みんなにやさしい新しいタクシー車両」を目指して国土交通省が規格を定めたタクシーで、日産では2012年に「NV200 タクシー」が初の国交省のUDタクシー認定を取得、9月には「セレナ」が2車種目として認定を取得している。