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日本の“おもてなし”をカタチにした「伊右衛門 おもてなしタクシー」出陣式
日本交通と伊右衛門がコラボ。7月5日~8月4日の期間限定運行
2016年7月5日 21:01
- 2016年7月5日~8月4日 運行
日本交通とサントリー食品インターナショナルは7月5日、「伊右衛門 おもてなしタクシー」の出陣式を行なった。7月5日~8月4日の期間限定で運行され、乗客には冷えた「夏の伊右衛門 500mL」などが無料で提供される。
伊右衛門 おもてなしタクシーは、日本交通タクシーが保有する3台の車両に「サントリー緑茶 伊右衛門」をイメージして、グリーンのボディカラーやロゴなどを施し、伊右衛門行灯を設置した特別仕様車。
車内には、のれんや風鈴、特注のシートカバーを設置して“涼”を体感できる仕様とし、乗客には冷えた「夏の伊右衛門 500mL」、特製「うちわ」、専用袋入りの「スリッパ」の3点の涼グッズが無料で提供される。また、車内で流されるPR動画を最後まで観覧した人には「全国タクシー」アプリのネット決済で使用できる1500円分のタクシークーポンが先着100名にプレゼントされる。
東京都内で開催された出陣式では、日本交通 代表取締役会長の川鍋一朗氏とサントリー食品インターナショナル 食品事業本部 コミュニケーションデザイン部長 三好健二氏が主催者を代表して挨拶した。
挨拶の中で、東京ハイヤー・タクシー協会の会長も務める川鍋氏は2020年の東京オリンピックに向けたタクシー業界の取り組みを紹介。「3カ月前に私が“初乗り410円とする案”を国土交通省に提出しましたが、昨日までに無事85%の東京のタクシー会社から賛同を得て、本日から審査が始まりました」と報告するとともに、「早くて年内、遅くても来年には、初乗り410円のちょい乗りタクシーが誕生する」との見通しを示した。
加えて、川鍋氏は「東京では昼間に約3万台のタクシーが走っていますが、その3台に1台となる約1万台がワゴンタクシーに変わっていきます」と、2020年に向けて東京都が61億円の予算を立てて、環境性能の高いユニバーサルデザインタクシー等の導入を業界に働きかけていく動きを紹介。
そして、今回のコラボレーションについては“Japan Hospitality”をテーマに、東京のタクシーのおもてなしをカタチで表現したものといい、「東京のタクシーのホスピタリティをカタチで表現したいとずっと思っていました。今回、サントリーさんからお話を頂戴して、お互いに目指すのは日本の“おもてなし”ホスピタリティを国民に、そして世界からやってこられるお客さまに届けること。両社が一致団結して、普段タクシーで表現できない領域に踏み込みました」と川鍋氏は話した。
実際に仕上がったタクシーについて、川鍋氏は「ここまで作りこんだタクシーは初めて。運転手も車夫のような姿で、まるで京都の茶屋で涼んでいるかのような空間を東京 丸の内で実現しました。(乗客に)ホッとしていただいて、つかの間の休息をとっていただき、次のステップに進んでいただく。そういった体験を通じて『やっぱり日本のタクシーはすごい、世界一だ』と再認識していただきたい」と話した。
一方、サントリー食品インターナショナルの三好氏は「日本交通さんと伊右衛門のコラボレーションにより、夏のタクシー移動を快適に過ごしていただける“伊右衛門 おもてなしタクシー”は日本のおもてなしを追求した特別なタクシー。このおもてなしは伊右衛門ブランドが根底に持っているフィロソフィーでもあります」と話した。
加えて、「伊右衛門は昨年のリニューアルで四季に合わせて味わいを変えていく新しい挑戦を始めました。季節ごとに一番美味しい味を提供したいという思いで販売し続けていますが非常に好評で、四季を感じられる日本ならではのおもてなしだと考えている。本日発売する夏の伊右衛門は、すっきりとした、ごくごく飲める暑い夏にピッタリの味に仕上がっており、ぜひお楽しみいただきたい」などと商品の特徴を話した。