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マセラティ、「レヴァンテ ディーゼル」を976万9090円で3月に発売

クリーンディーゼル搭載で複合サイクル燃費13.9km/L。シリーズ唯一の右ハンドル仕様

2017年2月23日 発表(デリバリー開始は3月を予定)

976万9090円

レヴァンテ ディーゼル

 マセラティ ジャパンは2月23日、2016年5月に発売したブランド初のSUV「レヴァンテ」のクリーンディーゼル搭載モデル「レヴァンテ ディーゼル」を3月からデリバリー開始すると発表した。価格は976万9090円。

モデルエンジン変速機駆動方式ステアリング位置価格
レヴァンテ ディーゼルV型6気筒 3.0リッター直噴ターボディーゼル(275PS/600Nm)8速AT4WD9,769,090円
最高出力202kW(275PS)/4000rpm、最大トルク600Nm/2000-2600rpmを発生するV型6気筒 3.0リッター直噴ターボディーゼル

 ガソリンエンジンモデルの発売から約10カ月遅れで発売となるレヴァンテ ディーゼルは、マセラティとイタリアのVM モトーリが共同開発を行ない、フェラーリのF1エンジンのデザイナーを務めた経歴を持つマセラティのパワートレーンディレクター監督が開発に参加して、マセラティ車のために専用開発されたクリーンディーゼルエンジンを搭載。

 マルチインジェクションシステムと最大2000barのコモンレール式直噴システム、可変ノズルタービンを備える可変ジオメトリーターボチャージャーなどを採用することで、275PS/600Nmの出力と同時に、ガソリンエンジンモデルから約25%低下となる189g/kmのCO2排出量を実現。「スタート/ストップシステム」などの装着によって複合サイクル燃費は13.9km/Lとなっている。

 エンジン重量がガソリンエンジンから約150㎏増化して車両総重量は2290kgとなっているが、前後重量配分はほぼ50:50のバランスを維持し、8速AT+4WDのパワートレーンによって0-100km/h加速6.9秒、最高速230km/hを達成している。

既存モデルにも搭載されている5+1段階に車高を変化させる「エア・スプリング・サスペンション」などによるオフロードでの走破性に加え、0-100km/h加速6.9秒、最高速230km/hのオンロードパフォーマンスも発揮する

 このほか、最新の直噴システムと防音効果を高めたエキゾーストマニホールドの採用などにより、ディーゼル特有の燃焼音を大幅に低減。エキゾーストパイプ脇に装備された2つのサウンドアクチュエーターがエンジンの特徴的な音色を強調し、ドライビングスタイルに応じて音色を変化させる「マセラティ サウンド システム」を新たに採用。スポーツボタンを押すだけで、エキゾーストサウンドをスポーティでアグレッシブな響きに変える装備となっている。

 また、既存のガソリンエンジンモデルは価格が1000万円を超える左ハンドル仕様であることに対し、レヴァンテ ディーゼルは900万円台の価格設定となり、唯一の右ハンドル仕様車となっている。

レヴァンテ ディーゼルスペック
全長×全幅×全高[mm]5000×1985×1680
ホイールベース[mm]3005
トレッド幅(前/後)[mm]1645/1670
トランク容量[L]580
エンジンV型6気筒 3.0リッター直噴ターボディーゼル
最高出力202kW(275PS)/4000rpm
最大トルク600Nm/2000-2600rpm
燃料タンク容量[L]80
トランスミッション8速AT
駆動方式4WD
複合サイクル燃費[km/L]13.9
車両総重量[kg]2290
ステアリング位置
タイヤ(前/後)255/60 ZR18

【お詫びと訂正】記事初出時、エンジンの最高出力の数字が一部入れ替わっておりました。最高出力は202kW(275PS)/4000rpmとなります。お詫びして訂正させていただきます。