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伊マセラティ、550PSの3.8リッターV8エンジン搭載の新型「レヴァンテ GTS」をグッドウッドフェスティバルで世界初公開
0~100km/h加速4.2秒、最高速292km/h、パワーウェイトレシオ3.9kg/PS
2018年7月12日 20:31
- 2018年7月12日(現地時間)初公開
伊マセラティは、7月12日~15日(現地時間)に開催されている「第25回グッドウッドフェスティバル オブ スピード 2018」の会場で、新型モデル「レヴァンテ GTS」を世界初公開した。
レヴァンテ GTSは、3月に開催された「2018年ニューヨーク国際自動車ショー」でデビューを果たしたレヴァンテシリーズの最上位モデル「レヴァンテ トロフェオ」の弟分と位置付けられた車両。レヴァンテ トロフェオと同じくV型8気筒エンジンを搭載している。
搭載する3.8リッターのV型8気筒ツインターボエンジンは、マセラティのフラグシップモデルとなる「クアトロポルテ GTS」でも採用されている90度V8ユニットをベースに、レヴァンテの「Q4 インテリジェントAWDシステム」に対応するため改良を実施。リチューンによって最高出力550PS/6250rpm、最大トルク730N・m/2500~5000rpmを発生して「マセラティ史上最もパワフルなエンジンの1つ」と表現されている。
トランスミッションは他のレヴァンテにも搭載されているZF製の8速ATを採用するが、ストロークを短縮してコントロール性を高め、より直感的に操作できるようにした新デザインのシフトレバーを設定。このパワートレーンとQ4 インテリジェントAWDシステムのコンビネーションにより、0~100km/h加速は4.2秒で最高速が292km/h。パワーウェイトレシオは3.9kg/PSという数字が公開されている。
シャーシはGTS専用にチューニングされ、他のマセラティモデル同様に前後重量配分を50:50に設定。強力なエンジンパワーを完全にコントロール下に置き、グランドツアラーとしての長距離走行時の快適性やアクティブセーフティを確保しつつ爽快なドライビングプレジャーを提供する。また、ESPにはドライバーのミスを修正することに加え、車両のコントロール性の維持に貢献する「IVC(車両統合制御システム)」が採用されている。
インテリアでは高級車として印象付ける演出として「フルプレミアム レザー」を採用し、「スポーツペダル」、14スピーカー仕様の「ハーマンカードンオーディオシステム」も標準装備。オプションとして「フルグレインピエノ フィオーレナチュラルレザー」を用意している。このほかインターフェイスのレベルアップも図られ、ディスプレイのグラフィックをアップデートしたほか、空調系をコントロールするボタン類は自然に操作ができるようエルゴノミクスを採り入れた改良が施されている。