ニューヨークショー 2018
【ニューヨークショー 2018】伊マセラティ、590PS/730NmのV8ツインターボエンジン搭載の「レヴァンテ トロフェオ」公開
2018年夏からトリノ ミラフィオーリ工場で生産開始
2018年3月29日 16:39
- 2018年3月29日(現地時間)発表
伊マセラティは3月29日(現地時間)、初めてV型8気筒エンジンを搭載した北米限定の「レヴァンテ トロフェオ ローンチ・エディション」を「2018年ニューヨーク国際自動車ショー」(プレスデー:3月28日~29日、一般公開日:3月30日~4月8日)で公開した。このレヴァンテ トロフェオは、2018年夏からイタリア トリノにあるミラフィオーリ工場で開始が生産される。
“マセラティによる究極のSUV”とされるレヴァンテ トロフェオは、最高出力590PS/6250rpm、最大トルク730Nm/2250rpmを発生するV型8気筒 3.8リッターツインターボエンジンを搭載。このほかにパワートレーンでは、操作性を向上させるため再設計されたギヤシフトレバーを備える改良型のZF製の8速AT、4WDの「Q4 インテリジェントAWDシステム」を採用し、0-100km/h加速3.9秒、最高速は300km/h以上を実現。比類なきパフォーマンスを卓越したスタイリングや快適性と合わせて手に入れている。
また、「ギブリ」の2018年モデルに搭載したIVC(車両統合制御システム)をレヴァンテで初採用。これによって走行安定性とドライビングダイナミクスが向上し、ハイパフォーマンスと安全性を両立している。
外装では“マセラティ史上最大”という22インチの“オリオン”アロイホイールを装着し、フロントエアインテーク内のサイドベゼルブレード、ロアスプリッター、サイドスカートインテーク、リアエクストラクターなどに非常に軽量なハイグロスカーボンファイバーを採用。フロントマスクではアッパーグリルにピアノブラック仕上げのダブルバーティカルバー、ロアグリルにハニカムメッシュデザインを組み合わせ、フロントバンパーの両サイドに新設されたサイドエアインテークはウィングによってスタビリティを向上させるほか、デザインをよりアグレッシブに見せる効果を発揮する。また、ボンネットにはエンジンのシリンダーヘッドを冷却する2つのエアインテークが設けられている。
リアビューはカーボンファイバー製のリアエクストラクターとボディ同色リアバンパー、ダークカラー仕上げとなる4本出しオーバルタイプのエグゾ―ストパイプなどによってより力強い印象を与えるものとなっている。
インテリアでは、スポーツシートの表皮に最高級のフルグレインレザー「ピエノ・フィオーレ」を使用。ヘッドレストに“Trofeo”ロゴを刺繍したこのシートは、柔らかな質感が時間経過によって独特の風合いを見せていくという。
また、17スピーカー 1280Wの「Bowers&Wilkinsプレミアム・サラウンド・オーディオ・システム」を装備することで、エンジンサウンドだけでなく、車内のエンターテインメントシステムでも最高級のサウンドを提供する。