ニューヨークショー 2018

【ニューヨークショー 2018】トヨタ、TNGAによる新4WDシステム採用の新型「RAV4」世界初公開

日本で2019年春ごろ発売予定。「ダイナミックトルクベクタリングAWD」や新型「E-Four」初採用

プレスデー:2018年3月28日~29日

一般公開:2018年3月30日~4月8日

日本で2019年春ごろの発売を予定する新型「RAV4」(写真は米国仕様)

 トヨタ自動車は3月28日(現地時間)、ニューヨーク国際自動車ショーで新型「RAV4」(米国仕様)を世界初公開した。

 同日行なわれたプレスカンファレンスで、TMNA(Toyota Motor North America)グループ副社長兼ゼネラルマネージャーのジャック・ホリス(Jack Hollis)氏は、RAV4は1994年の初代モデル発売以降、これまでに主要市場である米国で累計約318万台、グローバルで累計約812万台(2017年末時点)を販売。2017年は80万台を超えるグローバル販売を達成し、米国販売が過去最多の約41万台を記録したことを紹介。新型RAV4は、トヨタのグローバルコアモデルの1つに位置付けるモデルであることを強調した。

 5代目となる新型RAV4(米国仕様)のボディサイズは4595×1855×1700mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2690mm。パワートレーンは、TNGAによる直列4気筒 2.5リッター直噴エンジン「Dynamic Force Engine(2.5L)」を採用。8速AT「Direct Shift-8AT」のトランスミッションと2.5リッターハイブリッドシステム「THS II」を設定する。

 駆動方式として、新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)と新型「E-Four」(ハイブリッド車)をトヨタとして初採用した。

 開発コンセプトは「Robust Accurate Vehicle with 4Wheel Drive」(SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD)。TNGA(Toyota New Global Architecture)に基づくプラットフォームを採用することで、ボディの高剛性化、低重心化、リアサスペンションの最適チューニングのほか、燃料タンク位置見直しなど、クルマのパッケージ全体を一新。操縦安定性と乗り心地を大幅に向上させたという。

プレスカンファレンスに登場したTMNA(Toyota Motor North America)グループ副社長兼ゼネラルマネージャーのジャック・ホリス(Jack Hollis)氏
プレスカンファレンスに登場した新型「RAV4」
米国仕様の新型RAV4は、ボディサイズが4595×1855×1700mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースが2690mm
新型RAV4(米国仕様)
新型RAV4(米国仕様)のインテリア

 新型RAV4は、米国では2018年末ごろ発売予定(ハイブリッドは2019年年初)。日本では2019年春ごろ発売予定。

編集部:椿山和雄