ニューヨークショー 2018
【ニューヨークショー 2018】トヨタ、新型「カローラ ハッチバック」を初公開。日本で初夏発売予定
2018年3月28日 23:36
- 2018年3月30日～4月8日（現地時間）開催
トヨタ自動車は3月28日（現地時間）、ニューヨーク国際自動車ショー（一般公開：3月30日～4月8日）で、新型「カローラ ハッチバック」（米国車名・米国仕様）を初公開した。米国では2018年夏に「カローラiM」の後継モデル「カローラ ハッチバック」として発売。日本でも2018年初夏から発売予定。
カローラは1966年の日本での発売以降、世界で累計4500万台以上を販売。現在は、セダン・ハッチバック・ワゴンの各車型あわせて、グローバルで年間120万台以上を販売する同社の世界戦略車との位置づけ。
新型カローラ ハッチバックのボディサイズは、4370×1790×1435mm（全長×全幅×全高）、ホイールベース2640mm。パワートレーンは、新型の直列4気筒 2.0リッター直噴エンジン「Dynamic Force Engine（2.0L）」を搭載。トランスミッションは世界初の発進用ギヤを採用した新型CVT（無段変速機）「Direct Shift-CVT」と、新型6速MT（マニュアルトランスミッション）を設定する。
走行性能は、トヨタが進めるクルマづくりの構造改革「Toyota New Global Architecture」（TNGA）のもとで開発したプラットフォームや新型パワートレーン（2.0L Dynamic Force Engine、Direct Shift-CVT、6速MT）により、走りの基本性能や環境性能を大幅に向上させたとしている。
プラットフォームはTNGAのGA-Cプラットフォームを採用。アルミ材や超高張力鋼板使用拡大や構造接着剤の最適使用、スポット溶接の打点追加などで、ねじり剛性を現行モデル比60％向上。フロントサスペンションにはマクファーソン・ストラット、リアにはダブルウィッシュボーンを採用した。
安全装備では、第2世代型の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準搭載。新機能として、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作の支援を行う「レーントレーシングアシスト（LTA）」、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示することで道路標識の見落としを減らし、安全運転を促す「ロードサインアシスト（RSA）」を追加。「プリクラッシュセーフティ」は車両に加えて、歩行者検知（昼間・夜間）・自転車検知（昼間）を行ない衝突回避支援または被害軽減を図るようになった。
そのほかにも「レーダークルーズコントロール（全車速追従機能付き）」「レーンディパーチャーアラート（LDA）」「オートマチックハイビーム（AHB）」が含まれる。
また、マルチメディア＆コネクティッド機能の拡充として、米国で展開するマルチメディアシステム「Entune 3.0 Audio」とタッチ操作が可能な8インチスクリーンを標準搭載。Entune 3.0 Audioを通じて「Apple CarPlay」「Amazon Alexa」「Wi-Fi Connect」「Scout GPS Link」、そのほかにも様々なアプリが利用可能な「Entune 3.0 App Suite Connect」などに対応した。
