イベントレポート
【ジュネーブショー 2019】マセラティ、今後のカスタマイゼーション・プログラムを示唆する「レヴァンテ ONE OF ONE」公開
2019年3月6日 09:47
- 2019年3月5日~17日(現地時間)開催
- Palexpo
伊マセラティは、スイス ジュネーブで開幕した「ジュネーブモーターショー 2019」(プレスデー:3月5日~6日、一般公開日:3月7日~17日)で、1人のオーナーのために製作されたカスタマイズコンプリートカー「レヴァンテ ONE OF ONE」などを展示している。
レヴァンテ ONE OF ONEは「マセラティの今後のカスタマイゼーション・プログラムを示唆する」とされるカスタマイズコンプリートカー。マセラティのデザインセンター「マセラティ・チェントロ・スティーレ」がイタリアを代表するワイナリーの1つ「マルケージ・アンティノリ」の副社長を務めるアレグラ・アンティノリ氏のためにカスタマイズを実施。アンティノリ氏とマセラティ・チェントロ・スティーレの共同製作によって生み出された1台になっているという。
ボディカラーは“トスカーナ地方の丘の色彩”にインスパイアされた3層コートの特注グリーンとなっており、ドアハンドルやサイドエアベント、グリルインサートなどは深いクロームで仕上げられている。
インテリアでも“トスカーナ地方のワインヤードが持つ温かみのある地面の色調”を表現するため、表面処理に仕上げ剤を使わず、アニリンとオイルだけで着色した上でボタンタフトによる立体的なオーナメントを施した「ピエノフィオーレレザー」のシートなど、レヴァンテで過去に使用されたことのないユニークな素材を使用している。
センタートンネルの仕上げには、キャンティクラシコ地域にあるアンティノリワイナリーの建物で使用されているコールテン鋼(耐候性鋼)をヒントにした、カーボンファイバーと鏡面仕上げの銅線を組み合わせた特別な素材を用いている。足下には100%天然モヘアウール製のフロアマットを使い、テーラーメイドカスタマイゼーションと細心のディテーリングがさらに特別なものへと高められているという。
また、マセラティのスポーツDNAを象徴する「グラントゥーリズモ MC」に、マセラティ初となる「グリジオ・ラヴァ・マット」の外装ペイントと「ネリッシモ・カーボン・パック」トリムが与えられた車両を初公開。外観はフロントグリル上部、トランクスポイラー、サイドエアインテークのロゴなどがブラック・クロームのコントラスト仕上げとなり、ドアハンドル、エグゾーストアウトレット、ウィンドウフレームも特別なブラック仕上げを採用。インテリアフィニッシュには「カーボンファイバーカスタマイゼーションパック」が用意されている。
さらにレヴァンテ V8モデルのヨーロッパ市場導入に先駆けて用意された100台限定の特別仕様車「レヴァンテ トロフェオ ローンチ・エディション」、ブロンズのボディカラーとゼニアの特別なトリムライン「PELLETESSUTA」が与えられた「レヴァンテ S Q4 グランスポーツ」、同じくゼニアの「PELLETESSUTA」インテリアを採用する「クアトロポルテ S Q4 グランルッソ」、グロスブラックチタン仕上げの21インチホイールを装着する「ギブリS Q4 グランスポーツ」なども展示されている。