ニュース
マセラティ、“レーンキープアシスト”初搭載の「ギブリ」「レヴァンテ」「クアトロポルテ」2018年モデル発表会
マセラティ初の電動パワーステアリング導入
2017年11月8日 00:00
- 2017年11月7日 開催
- ギブリ:935万円~1300万円
- レヴァンテ:986万7000円~1378万2000円
- クアトロポルテ:1225万5000円~1657万円
マセラティ ジャパンは11月7日、マセラティモデルとして初めてEPS(電動パワーステアリング)を導入した「ギブリ」「レヴァンテ」「クアトロポルテ」の2018年モデル発表会を都内で開催した。それぞれの価格は、ギブリが935万円~1300万円、レヴァンテが986万7000円~1378万2000円、クアトロポルテが1225万5000円~1657万円。
ギブリ
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ギブリ ディーゼル | V型6気筒 3.0リッターディーゼル直噴ターボ(275PS/600Nm) | 8速AT | 2WD(FR) | 9,530,000円 |
ギブリ ディーゼル グランルッソ | 10,880,000円 | |||
ギブリ ディーゼル グランスポーツ | 10,880,000円 | |||
ギブリ | V型6気筒 3.0リッター直噴ツインターボ(350PS/500Nm) | 9,350,000円 | ||
ギブリ グランルッソ | 10,700,000円 | |||
ギブリ グランスポーツ | 10,700,000円 | |||
ギブリ S | V型6気筒 3.0リッター直噴ツインターボ(430PS/580Nm) | 10,930,000円 | ||
ギブリ S グランルッソ | 12,280,000円 | |||
ギブリ S グランスポーツ | 12,280,000円 | |||
ギブリ SQ4 | 4WD | 11,760,000円 | ||
ギブリ SQ4 グランルッソ | 13,000,000円 | |||
ギブリ SQ4 グランスポーツ | 13,000,000円 |
レヴァンテ
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
レヴァンテ ディーゼル | V型6気筒DOHC 3.0リッター直噴ターボディーゼル(275PS/600Nm) | 8速AT | 4WD | 9,867,000円 |
レヴァンテ ディーゼル グランルッソ | 11,163,000円 | |||
レヴァンテ ディーゼル グランスポーツ | 10,817,000円 | |||
レヴァンテ | V型6気筒DOHC 3.0リッター直噴ツインターボ(350PS/500Nm) | 10,908,000円 | ||
レヴァンテ グランルッソ | 12,042,000円 | |||
レヴァンテ グランスポーツ | 11,858,000円 | |||
レヴァンテ S | V型6気筒DOHC 3.0リッター直噴ツインターボ(430PS/580Nm) | 12,918,000円 | ||
レヴァンテ S グランルッソ | 13,782,000円 | |||
レヴァンテ S グランスポーツ | 13,695,000円 |
クアトロポルテ
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
クアトロポルテ | V型6気筒3.0リッター直噴ツインターボ(350PS/500Nm) | 8速AT | 2WD(FR) | 12,255,500円 |
クアトロポルテ グランルッソ | 13,630,000円 | |||
クアトロポルテ S | V型6気筒3.0リッター直噴ツインターボ(430PS/580Nm) | 14,200,000円 | ||
クアトロポルテ S グランルッソ | 15,530,000円 | |||
クアトロポルテ S グランスポーツ | 15,530,000円 | |||
クアトロポルテ S Q4 | 4WD | 15,524,000円 | ||
クアトロポルテ S Q4 グランルッソ | 16,570,000円 | |||
クアトロポルテ S Q4 グランスポーツ | 16,570,000円 | |||
クアトロポルテ GT S グランルッソ | V型8気筒3.8リッター直噴ツインターボ(530PS/710Nm) | 2WD(FR) | 19,700,000円 | |
クアトロポルテ GT S グランスポーツ | 19,700,000円 |
発表会では最初に、マセラティ ジャパン 代表取締役のグイド・ジョバネッリ氏が登壇し、マセラティのグローバルと日本での販売実績について解説。グローバルと日本のどちらでも、商品ラインアップに新しいギブリとクアトロポルテを追加した2013年以降に急激な販売台数増を実現していると紹介。日本市場がマセラティにとって重要であることをあらためて強調し、1957年に日本市場に参入してから2012年までの販売台数は300台/年ほどとなっていたが、新しいプロダクトレンジの投入によって2014年と2015年は1500台に迫る台数を販売。さらに2017年は1900台~2000台の販売を見込んでいると語った。
この成長に大きく寄与しているのがSUVのレヴァンテで、現在の販売台数で50%はレヴァンテがカバーしていると明らかにした。さらにレヴァンテを購入した人の90%が「初めてマセラティのクルマを購入した」という点が極めて重要であると解説。これによって既存ユーザーのスイッチではなく、新しいユーザーの獲得に成功しているからだと語った。その好調なレヴァンテでは、今回の2018年モデルからガソリンエンジンモデルのレヴァンテ Sに右ハンドル仕様を追加したことも日本市場によって大きな要素であるとしている。
このほか、新しいレヴァンテとギブリでは、1月に発売したクアトロポルテで採用された「トリム・オプション」と呼ばれる2種類の内外装デザインを採用。ラグジュアリー指向の「グランルッソ」、スポーツ指向の「グランスポーツ」を選択肢に加えてユーザーの好みに応えられるようにした。
また、1963年から続く長い歴史を持つクアトロポルテではV型6気筒エンジンの出力を向上。従来型から20PS/30Nmアップとなる430PS/580Nmを発生して加速性能を高め、スポーツエンジンを持つ高級車にふさわしいパフォーマンスを与えたと語った。ジョバネッリ氏はプレゼンテーションの終盤に壇上に置かれた新しいギブリのアンベールを実施。ギブリの詳しい解説については、PR&コミュニケーションディレクターを務める野村奈津子氏にバトンタッチして降壇した。
ADASは2018年モデルで“レベル2”に引き上げられた
野村氏は2ドアから4ドアのスポーツクーペとして生まれ変わった3代目ギブリの基本的な車両構成や各種スペックなどを解説したあと、2018年モデルのギブリについて説明。
すでにジョバネッリ氏のプレゼンテーションでも紹介されているように、2種類の内外装デザインを設定するトリム・オプションを採用したほか、「アダプティブ・フロント・ライティングシステム(AFS)」を備えて視認性を20%アップさせるという「アダプティブフルLEDヘッドライト」を装着。このほかにギブリに加えてレヴァンテ、クアトロポルテの2018年モデル共通の変更点として、この3モデルではマセラティ初の試みとして、パワーステアリングを油圧式からモーターを利用するEPSに変更。これまでのマセラティモデルで重視してきたシャープなハンドリングはそのままに、快適性を向上させるほか、ADAS(先進運転支援システム)の新装備として走行中の車線からはみ出しそうになった場合に元の車線に戻るようステアリング操作をアシストする「レーンキープアシスト(LKA)」を採用した。このほかにもADASに「アクティブブラインドスポットアシスト(ABSA)」「交通標識認識(TSR)」が追加され、これによって野村氏は「ADASは2018年モデルの変更によって“レベル2”に引き上げられています」とコメント。安全性が強化されたことをアピールした。
野村氏はトリム・オプションによるギブリやレヴァンテのデザイン変更点についても説明。ギブリ2018年モデルのまとめとして「マセラティはスポーティとエレガントさを完璧に融合させたブランド。マセラティならではのパフォーマンス、ユニークなデザイン、特徴的なエンジンサウンド、エクスクルーシビティ、お客さまのお好みの1台を作り上げるインテリアとエクステリアのラインアップ、さらに100年を超える歴史を持つブランドとして自信を持ってご紹介させていただきます」とコメントしている。