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GLMと旭化成が実際に走る“次世代EVコンセプトカー”を共同開発

EVスポーツカー「トミーカイラZZ」のプラットフォームを活用

2017年4月13日 発表

“次世代EVコンセプトカー”には「トミーカイラZZ」のプラットフォームが活用される
“コンセプトカーのエンブレム”が入ったタイヤ

 GLMは4月13日、旭化成と共同開発した「次世代EVコンセプトカー」を近く披露すると発表した。

 このEV(電気自動車)コンセプトカーは、GLMが2016年3月から量産を開始しているEVスポーツカー「トミーカイラZZ」のプラットフォームを活用。リベットと接着によるアルミシャシーとツインチューブモノコックの車台、最高出力225kW(305PS)、最大トルク415Nm(42.3kgm)を発生する走行用モーターとリチウムイオンバッテリーで構成するパワートレーンなどを車両のベースとしつつ、旭化成グループが取り扱う自動車向けの主力製品や次世代部材、次世代システムなどを車両に設置。実際に走行することも可能となっているEVコンセプトカーに旭化成グループの製品を取り付けることで、次世代部材などの実現可能性をアピールするものとなる。

 また、GLMではデザイン作成から車体設計といった車両製作の実作業を担当。GLMが本格始動させる「プラットフォーム事業」の能力をEVコンセプトカーによって示すことになる。

 このEVコンセプトカーは、5月24日~26日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」での一般公開が予定されており、会場では映像を使って走行シーンも披露されるとのこと。