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【レッドブル・エアレース千葉 2017】室屋義秀選手は予選4位

決勝日6月4日は13時から競技スタート

2017年6月3日~4日 開催

「レッドブル・エアレース千葉 2017」(レースエリア:千葉県立幕張海浜公園)は6月3日に予選が行なわれ、日本人パイロットの室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)は予選4位で、明日6月4日の決勝日を迎える。

 この日行なわれたテストフライト「フリープラクティス3」で、室屋選手は57.472秒のタイムを記録して12位、同セッショントップのマット・ホール選手と2秒649差。続く「フリープラクティス4」では室屋選手が55秒785を記録して5位となり、同セッショントップのマルティン・ソンカ選手と1秒414差であった。

 そして16時ごろ、予選がスタートしてポイントランキング下位の選手からタイムアタックを開始。これまでのポイントランキングで3位の室屋選手は12番目にアタックして54秒933と、予選トップのピート・マクロード選手(No.84 チーム マクロード)が記録した54秒609に続く、その時点で2位のタイムを記録。

 しかし、続けてアタックした現在ポイントランキング2位のマティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)が54秒656を記録。さらに最後にアタックしたポイントランキングトップのマルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)が54秒928を記録して、室屋選手は予選4位で明日の決勝を迎える。

予選で54秒609を記録したピート・マクロード選手(No.84 チーム マクロード)
予選で54秒656を記録したマティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)
予選で54秒928を記録したマルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)
54秒933で予選4位となった室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)
左から予選4位の室屋義秀選手、予選2位のマティアス・ドルダラー選手、予選トップのピート・マクロード選手
予選結果

1位:ピート・マクロード選手(No.84 チーム マクロード)
タイム:54秒609
2位:マティアス・ドルダラー選手(No.21 マティアスドルダラー レーシング)
タイム:54秒656
3位:マルティン・ソンカ選手(No.8 レッドブルチーム ソンカ)
タイム:54秒928
4位:室屋義秀選手(No.31 チーム ファルケン)
タイム:54秒933
5位:マット・ホール選手(No.95 マット ホールレーシング)
タイム:55秒010
6位:カービー・チャンブリス選手(No.10 チーム チャンブリス)
タイム:55秒226
7位:マイケル・グーリアン選手(No.99 チーム グーリアン)
タイム:55秒539
8位:ピーター・ポドランセック選手(No.37 ピーターポドランセック レーシング)
タイム:55秒605
9位:フアン・ベラルデ選手(No.26 チーム ベラルデ)
タイム:55秒632
10位:ニコラス・イワノフ選手(No.27 チーム ハミルトン)
タイム:55秒719
11位:ペトル・コプシュタイン選手(No.18 チーム シュピールベルグ)
タイム:55秒954
12位:ミカエル・ブラジョー選手(No.11 ブライトリング レーシング チーム)
タイム:56秒169
13位:クリスチャン・ボルトン選手(No.5:クリスチャンボルトン レーシング)
タイム:56秒365
14位:フランソワ・ルボット選手(No.12 FLV レーシング チーム)
タイム:57秒116

 予選後の会見で、室屋選手は「(日本では)3年目ということで多くのファンが育っていて、この中でレースができることが幸せ。予選の1本目が終わったときビーチに人が一杯いるのが目に入って、予選の2本目は頑張ろうと気合が入った」と感想を話すとともに、「明日は勝つために準備してきたし、勝てる能力があるのはサンディエゴで優勝したことを見ても分かるが、今日のリザルトをみると本当に僅差なので、勝てるかどうかは勝利の女神がほほ笑むかどうかという部分もあるが、我々は我々のベストを尽くしてレースをすればチャンスはあると思う」と、決勝への意気込みを話した。

 明日の決勝日6月4日は13時から14名のパイロットによる対戦「Round of 14」、その勝者7名と敗者の中から最速タイムを記録した1名を加えた対戦「Round of 8」、その勝者4名の中から最後に優勝者を決定する「Final 4」が実施される。

 なお、競技時間等のスケジュールは天候等により大幅に変更となる可能性もあるので、最新の情報は公式サイトで確認していただきたい。