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日本モータースポーツ記者会、インディ500優勝の佐藤琢磨選手へ「栄誉賞」を授与

「日本のモータースポーツの歴史や記録の中でも特筆すべきもの」と高橋会長

2017年6月13日 実施

「JMS栄誉賞」を受賞した佐藤琢磨選手

 日本モータースポーツ記者会(JMS)は6月13日、佐藤琢磨選手へ「JMS栄誉賞」の授与を行なった。

佐藤琢磨選手と日本モータースポーツ記者会 会長 高橋二朗氏

 今回の授与は、佐藤琢磨選手が5月28日(現地時間)に米国 インディアナ州インディアナポリスにあるIndianapolis Motor Speedwayで開催された「インディ500」で優勝した功績を讃えるもの。栄誉賞の授与はJMSが創立して以来初めてとなる。

 なお、佐藤琢磨選手は2001年にイギリスF3のチャンピオンやマカオGPの優勝が評価され、将来が期待されるドライバーに贈られる「JMSアワード」を受賞。2013年にはインディカー・シリーズでの初優勝となるロングビーチGPなどの活躍に対して、対象となる年度に顕著な活躍もしくは長年の功績を讃えられるべき選手や団体に授与される「JMS特別賞」を受賞している。

 JMS栄誉賞を受賞した佐藤琢磨選手は「大変、光栄です。特別に作っていただいた栄誉賞を受賞できるというのは、僕にとってもすごく大きな意味があります。今後日本でもモータースポーツが、もっともっと元気になって発展してもらうために、僕が貢献できたのなら、すごく幸せに思います。これを1つの引き金にして、さらに高みを目指していきたいと思います。インディ500では、いろいろな賞がありましたけど、このような賞をいただくのは初めてです。本当に嬉しいです、ありがとうございました」とコメントした。

 また、JMSの高橋二朗会長は「佐藤琢磨選手のインディ500における勝利は、日本のモータースポーツの歴史や数々の記録の中でも、特筆すべきものです。モータースポーツ報道の一端を担う当会としても、この功績を高く評価し、栄誉を讃えるとともに、こうした偉業を成し遂げた佐藤琢磨選手への感謝を伝えたいという意味も込めて、今回初めて“JMS栄誉賞”を贈らせていただくことにいたしました。この快挙を1つのきっかけとして、1人でも多くの方にモータースポーツの魅力を知っていただければと思います。佐藤選手、本当におめでとうございます。次はシリーズ制覇を目指して、今後もエキサイティングなレースを我々に見せていください」とコメントした。