ニュース
スバル、「アイサイト」に全車速域で車線中央維持などを行なう新機能「ツーリングアシスト」搭載
2017年夏発売の「レヴォーグ」「WRX S4」に全車標準装備
2017年6月19日 13:47
- 2017年6月19日 発表
スバルは6月19日、運転支援システム「アイサイト」に渋滞時や高速巡航時といった全車速域で車線中央維持などの運転支援を行なう新機能「ツーリングアシスト」を搭載することを発表した。ツーリングアシストは2017年夏に発表予定の新型「レヴォーグ」「WRX S4」に全車標準装備される。同機能のレポートは関連記事を参照いただきたい。
アイサイトに搭載される新機能のツーリングアシストは、スバル独自のステレオカメラによる区画線と先行車の2つの認識情報を併用することで、リアルワールドの幅広いシーンで安定した動作を実現。高速道路や自動車専用道路での安全運転を支援して、ドライバーの運転負荷を軽減する。
具体的には、車線からの逸脱を制御する「車線中央維持」の作動領域を従来の「60km/h以上」から「0km/h以上」へ拡大するとともに、「先行車追従操舵」を追加。0km/h~約120km/hの車速域で先行車に追従走行する「全車速域追従機能付クルーズコントロール」と組み合わせて、高速道路でのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動制御する。
また、新型レヴォーグとWRX S4は、後退時に障害物との衝突の可能性がある場合に警報音と警告表示で段階的に注意喚起を行ない、回避操作がない場合は自動的にブレーキをかける「後退時自動ブレーキシステム」を新採用。フロントグリルと助手席側ドアミラーに装着されたカメラの映像をマルチファンクションディスプレイに表示する「フロント&サイドビューモニター」や、リアゲートガラスの内側に取り付けられたカメラの映像をルームミラーに表示する「スマートリヤビューミラー」(レヴォーグのみ)といった機能を搭載した「アイサイトセイフティプラス」を新しく設定することで、総合安全性能を高めた。
なお、スバルオフィシャルWebサイト内の専用サイトでは、進化したアイサイトのムービーコンテンツを公開している。