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ロータス、世界限定60台の「エヴォーラ GT430」。1944万円
最高出力436PS、車両乾燥重量1258kg
2017年8月8日 15:05
エルシーアイは8月8日、ロータス「エヴォーラ GT430」の受注を開始した。価格は1944万円で、世界で60台の限定発売となる。
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
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エヴォーラ GT430 | V型6気筒DOHC 3.5リッタースーパーチャージャー | 6速MT | 19,440,000円 |
エヴォーラ GT430は、最高出力436PS/7000rpm、最大トルク440Nm/4500rpmを発生するV型6気筒DOHC 3.5リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載し、トランスミッションに6速MTを組み合わせ、シングルマス・フライホイールと、トルセン式LSDを装備している。ロータスの本拠地である英国・ヘセルのテストサーキットでは、エヴォーラ最速となるラップタイム1分25秒8を記録。乾燥重量は1258kgで世界60台の限定となる車両は英国のノーフォークで手作業で生産される。
Group Lotus plcのCEO、Jean-Marc Gales氏は、「エヴォーラ GT430はロータスの“歴史に残る画期的なクルマ”です。軽量エンジニアリングとクラス最高水準のハンドリング性能にロータスのエアロダイナミクス技術を組み合わせることで、ロータスの伝説を体現するエヴォーラ GT430は、ハンドメイドのカーボンで丁寧に作り込み、最先端のエアロダイナミクスと軽量素材を採用した、惚れ惚れするほど美しいクルマです。この先進の車両には、ロータスのエンジニアリングと設計に対するこだわりが100%反映されています」とコメントしている。
新設計のボディパネルでは、フロントとリアの各所に炭素繊維の織目を露出したカーボンファイバーを使用。大きくとったフロントの開口部やカーボンファイバー製スプリッターに加え、各フロントホイールアーチの上にエアブレードとルーバーを装備。リアには、ホイールアーチ内の圧力を抑えるために各ホイール後方にエアロダクトを設けているほか、大型リアディフューザーとカーボンファイバー製ウィングを装着しており、先進のエアロダイナミクスにより生み出されるダウンフォースは最大250kgとなる。
足まわりには、コンプレッションダンピングとリバウンドダンピングを20段階に調節できるロータス仕様のオーリンズ製TTXアルミ2ウェイアジャスタブルダンパー や、側面負荷の小さい超軽量のアイバッハ製スプリングを新たに採用。フロントとリアのアンチロールバーにより、ハンドリング性能も向上させている。
また、増大したダウンフォースとパワーを活かすために、タイヤは従来より10mm幅広なミシュラン パイロット スポーツ カップ2(フロント245/35 R19、リア295/30 R20)を履き、10.5Jのリアホイールを装着。ブレーキはAPレーシング製の4ピストンキャリパーと、フロントに2ピースのベンチレーテッドディスク、リアに3ピースディスクを組み合わせる。超軽量鍛造アルミホイールは標準仕様のブラックとシルバーのほか、オプションのグロスレッド仕上げまたは、リムカットデザインのグロスブラックを選択可能としている。
エヴォーラ GT430には「ダイナミック・ドライブ・モード」が用意されており、「ドライブ」「スポーツ」「レース」「オフ」という4つのモードを選択可能。ECUに直接リンクされた新開発の可変トラクション機能により、レース、オフのモードでは、ホイールスリップを5段階のトラクションレベル(1%、3%、6%、9%、12%)のいずれかまたはオフに設定できる。
インテリアでは、シートの背面にカーボン素材を使用した新設計のスパルコ製を採用し、レース志向の強いユーザー向けに運転席、助手席用4点式ハーネスとチタン製リアフレームをオプションで用意している。
ステアリングホイール、ダッシュボード、ドアパネル、トランスミッショントンネル、センターコンソールはブラック アルカンターラとディンプルレザーのコンビネーションで統一され、フルレザーまたはフルアルカンターラのトリムオプションを追加費用なしで指定することも可能。どちらのパターンも赤と白のツイン・カラー・ステッチが施されるとともにマットブラックのインテリアパネルが配され、ナビゲーションやバックカメラなどのエンターテインメントシステムを装備できる。