| ランボルギーニ、イタリア統一150周年を記念した「ガヤルド LP550-2 トリコローレ」発売 イタリア国旗の3色を手作業で塗装 |
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| 「ガヤルド LP550-2 トリコローレ」の発表会は東京都港区の東京ミッドタウンで行われた |
ランボルギーニ ジャパンは6月30日、イタリア統一150周年を記念した「ガヤルド LP550-2 トリコローレ」を発売し、同日都内で発表会を開催した。価格は2364万9360円。
ガヤルド LP550-2 トリコローレは、昨年日本に導入された唯一の後輪駆動モデル「ガヤルドLP550-2」をベースに、エクステリア/インテリアにイタリア国旗の3色(グリーン/ホワイト/レッド)をあしらったスペシャルエディション。
具体的には、ボンネット・フード、ルーフ、リア・スポイラーに3色のストライプが手作業による塗装で施されるとともに、インテリアではドライバーズシートに同色のラインが入る。
ボディーカラーはホワイトの「ビアンコ・モノセルス」またはブラックの「ネロ・ノクティス」の2色で、3色ストライプとの対比は「完璧」としている。
インテリアはブラックレザーをベースに、センタートンネル、ドアトリムなどの一部にアルカンタラがアクセントとして入る。さらに、トランスミッションの操作部やステアリングにはカーボンがあしらわれ、ラグジュアリー性とスポーツテイストを両立させている。
また、ベースモデルと異なるポイントとして、ドアミラー(電動格納機能付き)/サイドシルを「ガヤルドLP570-4 スーパーレジェーラ」に採用するカーボンファイバー製としたほか、透明エンジンカバー、フロント8.5×19インチ/リア11×19インチのカリスト・シャイニーブラック・ホイール、リアビューカメラ、ホワイトサイドインジケーター、電動ヒーテッド・シートを標準装備する。
フレームやボディー、サスペンションなどにアルミニウムを採用しており、乾燥重量は1380kgとした。また、ブレーキシステムはアルミニウム製の8ピストン(フロント)/4ピストン(リア)キャリパーにスチールローター(フロントφ14.37×1.34インチ/リアφ14×1.26インチ)を組み合わせるが、アルミニウム製6ピストン(フロント)/4ピストンキャリパーにカーボンセラミックローター(フロントφ15×1.5インチ/リアφ14×1.26インチ)を組み合わせたオプションも用意される。
パワートレーンは最高出力405kW(550PS)/8000rpm、最大トルク540Nm/6500rpmを発生するV型10気筒DOHC 5204ccエンジンを搭載。ベースモデルでは6速MTまたは6速セミAT「e-gear」をセレクトできるが、ガヤルド LP550-2 トリコローレはe-gearのみとしている。しかしながら、ベースモデルのe-gear搭載車は2408万1750円となっており、こうした特別装備を施しながら価格は抑えられた形となる。
0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は320km/h。
| ガヤルド LP550-2 トリコローレ諸元 | |
| 全長×全幅×全高[mm] | 4345×1900×1165 |
| ホイールベース[mm] | 2560mm |
| 前/後トレッド[mm] | 1632/1597 |
| 重量[kg] | 1380 |
| エンジン | V型10気筒DOHC 5204cc |
| 最高出力[kW(PS)/rpm] | 405(550)/8000 |
| 最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 540/6500 |
| トランスミッション | 6速セミAT「e-gear」 |
| 欧州燃費値(L/km、複合サイクル) | 13.3/100 |
| 燃料タンク容量(L) | 90 |
| エンジン・オイル容量(L) | 10 |
| 駆動方式 | 2WD(MR) |
| ステアリング | 左 |
| サスペンション(前後) | アルミニウム製ダブルウィッシュボーン |
| ブレーキ(前/後) | 6ピストン/4ピストン |
| アルミホイール(前/後) | 8.5×19/11×19 |
| タイヤ(前/後) | 235/35 ZR19/295/30 ZR19 |
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| ランボルギーニ・ジャパン カントリー・マネージャー エジナルド・ベルトーリ氏 |
発表会では、ランボルギーニ・ジャパンのカントリー・マネージャーであるエジナルド・ベルトーリ氏が登場し、イタリア本国のアウトモビリ・ランボルギーニについて説明。同社は「“究極のスポーツカー”を作るという同じ夢を持ったチームで結成される会社」「コンセプトは他社には真似ができない、隅々まで行き届いた最高の技術を持った職人によるハンドメイドであること」と説明。
ベルトーリ氏は、こうした職人によって作られた歴史に残るモデルとして、ミウラ(1969~1972年)、カウンタック LP400(1974~1978年)、エスパーダ(1968~1978年)、LM002(1986~1992年)を紹介したほか、同社のフラッグシップモデル「アヴェンタドールLP 700-4」が3月のジュネーブショーでデビューしたこと、ガヤルドが後輪駆動モデル、4輪駆動モデル、スパイダーモデルがラインアップすることを紹介した。
会場ではピアニストとオペラ歌手による演奏が行われ、華々しい雰囲気の中でガヤルド LP550-2 トリコローレのアンベールが行われた。
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| アウトモビリ・ランボルギーニ史に残るモデルたち | 「“究極のスポーツカー”を作るという同じ夢を持ったチームで結成される会社」とベルトーリ氏は言う | ランボルギーニのプロダクトレンジ |
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| ピアニストとオペラ歌手による演奏とともにアンベールされたガヤルド LP550-2 トリコローレ | |
【お詫びと訂正】記事初出時、ボディーサイズの値が間違っておりました。お詫びして訂正させていただきます。
(編集部:小林 隆)
2011年 6月 30日































