伊ランボルギーニ、創立50周年記念モデル「アヴェンタドール LP 720-4 50° アニヴェルサリオ」

　伊ランボルギーニは4月19日（現地時間）、上海モーターショーで「アヴェンタドール LP 720-4 50° アニヴェルサリオ」を公開した。

　アヴェンタドール アニヴェルサリオは世界で100台しかない、創立50周年を記念した限定車。ベースとなる「アヴェンタドール LP 700-4」が搭載するドライサンプの60度V型12気筒DOHC 6.5リッターエンジンをチューニングし、最高出力を従来の700PSから720PSに引き上げた。7速のシングルクラッチ・シーケンシャルトランスミッション「ISR（インディペンデント・シフティング・ロッド）」を介して4輪を駆動、0-100km/h加速は2.9秒、最高速は350km/hをマークする。

　エクステリアデザインの変更も行われ、フロントバンパーのエアインテークとエアロダイナミック・スプリッターを大型化するとともに、両サイドに小型フラップを装着。リアエンドではディフューザーを拡大するとともに、エンジンルームの換気性能を向上させた。これらにより、アヴェンタドール LP 700-4と比較して50％以上空力効率を向上させたとしている。

　また、ボディーカラーには「ミウラ」を想起させる「ジャロ・マッジョ」（日本語で「5月の黄色」の意）と呼ばれる鮮やかな黄色を採用した。ジャロ・マッジョはアヴェンタドール アニヴェルサリオでのみ採用される限定カラーとし、透明で反射に強い粒子の層を持たせることで特に太陽に当たると輝きを強めると言う。ボディーカラーに関しては、ジャロ・マッジョ以外のオーダーにも対応するとしている。

　インテリアでは、専用に開発された天然のセミアニリン皮革を採用。シートは「Q-シトゥラ ステッチ」と呼ばれる専用デザインが与えられる。