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フュートレック、音声認識技術「vGate」をパイオニアの新型「サイバーナビ」に提供

「フリーワード音声検索」機能に採用

2013年5月8日発表

 フュートレックは5月8日、同社の音声認識技術「vGate」がパイオニアの新型カーナビ「サイバーナビ」7製品(AVIC-VH0009HUD、AVIC-VH0009CS、AVIC-VH0009、AVIC-ZH0009HUD、AVIC-ZH0009CS、AVIC-ZH0009、AVIC-ZH0007)に採用されたと発表した。

 新型サイバーナビでは、スポット検索を自由な発話で可能な「フリーワード音声検索」を新たに搭載。たとえば、「近くのコンビニに行きたいな」と発話すると、現在地近辺のコンビニエンスストアをリストアップしてくれる。

 フュートレックの音声認識技術vGateでは、このフリーワード検索機能の言語抽出の部分を担っており、「近くのコンビニに行きたいな」という音声がサイバーナビから通信経由で送られると「[近く]の[コンビニ]に行きたいな」と、「近く」と「コンビニ」をサイバーナビ側に伝えることで、ナビがこれらのキーワードを元にナビ側のスポットDB(データベース)を使ってスポット検索を行う。

新型サイバーナビでの「フリーワード音声検索」デモ。自由な発話を行うと、そのデータがフュートレックの音声認識技術vGateで解析される
解析結果をキーワードにして、新型サイバーナビがスポット検索を実施

 フュートレックの音声認識技術は、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」に音声認識エンジンとして採用されており、サイバーナビへの採用については「走行中の自動車での利用を想定し、エンジン音や風切り音など多くのノイズがある車内でも高い認識精度を確保できるよう、さらに技術改善を重ねた」としている。

(編集部:谷川 潔)