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パイオニア、AR(拡張現実)と情報ネットワークを融合した新型「サイバーナビ」
通信と車載カメラによりリアルな渋滞画像などを共有できる「スマートループ アイ」対応
(2013/5/8 13:46)
パイオニアは5月8日、AR(拡張現実)情報をフロントガラスの前方に映し出すヘッドアップディスプレイを搭載した新型「カロッツェリア サイバーナビ」を、6月上旬から順次発売する。1DIN+1DINの「AVIC-VH0009HUD」「AVIC-VH0009CS」「AVIC-VH0009」、2DINの「AVIC-ZH0009HUD」「AVIC-ZH0009CS」「AVIC-ZH0009」「AVIC-ZH0007」を用意。価格はいずれもオープンプライスだが、店頭予想価格は1DIN+1DINが21万円~34万円前後、2DINが15万円~32万円前後。
製品形態 | 商品名 | 型番 | 店頭予想価格 | 発売時期 |
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1DIN+1DIN | 7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・5.1ch対応・DSP AV一体型HDDナビゲーションクルーズスカウターユニット・AR HUDユニットセット | AVIC-VH0009HUD | 34万円前後 | 6月 |
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・5.1ch対応・DSP AV一体型HDDナビゲーションクルーズスカウターユニットセット | AVIC-VH0009CS | 26万円前後 | 6月上旬 | |
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・5.1ch対応・DSP AV一体型HDDナビゲーション | AVIC-VH0009 | 21万円前後 | 6月上旬 | |
2DIN | 7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・5.1ch対応・DSP AV一体型HDDナビゲーションクルーズスカウターユニット・AR HUDユニットセット | AVIC-ZH0009HUD | 32万円前後 | 6月 |
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・5.1ch対応・DSP AV一体型HDDナビゲーションクルーズスカウターユニットセット | AVIC-ZH0009CS | 24万円前後 | 6月上旬 | |
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・5.1ch対応・DSP AV一体型HDDナビゲーション | AVIC-ZH0009 | 19万円前後 | 6月上旬 | |
7V型ワイドVGA地上デジタルTV/DVD-V/CD/Bluetooth/USB/SD/ チューナー・DSP AV一体型HDDナビゲーション | AVIC-ZH0007 | 15万円前後 | 6月上旬 |
今回の新型サイバーナビでは、全モデルが情報を目の前の風景に重ねて表示する「AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニット」に対応するとともに、通信を使った「スマートループ プローブ情報システム」と、車載カメラを使ったユーザーからの画像情報を組み合わせた新情報共有サービス「スマートループ アイ」に対応した。
スマートループ アイは、クルーズスカウターユニットと通信モジュールを使って交通状況などを静止画として自動的に収集・配信し、ドライバー間で共有できるサービス。人気スポットの駐車場入口付近や渋滞が発生しやすい交差点周辺、全国の高速道路施設などを「スマートループ アイ スポット」として設定し、各スポットを通過する新型サイバーナビ搭載車が撮影した画像を共有することで、交通状況などをリアルな画像で確認できるというもの。
目的地までのルート上にある画像情報を、地図上のマルチウィンドーに表示でき、次に通過するルート上のスポット画像には自動的に切り替わる。なお、昨年発売されたAR HUDユニット搭載のサイバーナビシリーズでは、カメラユニットや処理能力などの問題によりスマートループ アイは使用できないとしている。
また、撮影映像を解析した情報を、実写映像に重ねて表示する「ARスカウターモード」の検知性能を向上させるとともに、信号機のない横断歩道を検知してイラスト表示と効果音で通知する新機能「横断歩道予告検知表示」、データ通信専用通信モジュールで外部サーバーと連携することにより、目的地に関連するキーワードを発話するだけでサーバーの音声認識エンジンが言葉を認識し、目当ての施設を検索するオンライン検索「フリーワード音声検索」機能などを搭載する。