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トヨタ、本格ハイブリッドが加わった新型「ヴォクシー」「ノア」
ハイブリッドは23.8km/L、ガソリンは16.0km/Lでクラストップの燃費
(2014/1/20 13:30)
- 2014年1月20日ガソリンモデル発売、2月24日ハイブリッドモデル発売
- ガソリンモデル:218万円~280万円
- ハイブリッドモデル:285万円~297万円
- サイドリフトアップシート装着車:262万円~281万1000円(非課税)
トヨタ自動車は、ミドルクラスミニバンの新型「ヴォクシー」「ノア」を発表。ガソリンモデルを1月20日、ハイブリッドモデルを2月24日に発売する。価格はガソリンモデルが218万円~280万円、ハイブリッドモデルが285万円~297万円。また、福祉車両として非課税となるサイドリフトアップシート装着車も4月に発売を予定しており、価格は262万円~281万1000円。
●ヴォクシー(ハイブリッドモデル)
モデル | ハイブリッドシステム | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|
V | リダクション機構付きのTHS II | 2WD(FF) | 2,970,000円 |
X | 2,850,000円 |
●ヴォクシー(ガソリンモデル)
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 定員(人) | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
ZS | 直列4気筒DOHC 2.0リッター | CVT(7速モード付) | 2WD(FF) | 7 | 2,600,000円 |
8 | 2,570,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,789,000円 | |||
8 | 2,759,000円 | ||||
V | 2WD(FF) | 7 | 2,600,000円 | ||
8 | 2,570,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,800,000円 | |||
8 | 2,770,000円 | ||||
X | 2WD(FF) | 7 | 2,400,000円 | ||
8 | 2,370,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,600,000円 | |||
8 | 2,570,000円 | ||||
X Cパッケージ | 2WD(FF) | 7 | 2,210,000円 | ||
8 | 2,180,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,410,000円 | |||
8 | 2,380,000円 |
●ヴォクシー(サイドリフトアップシート装着車)
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
X サイドリフトアップシート装着車 | 直列4気筒DOHC 2.0リッター | CVT(7速モード付) | 2WD(FF) | 2,620,000円 |
4WD | 2,811,000円 |
●ノア(ハイブリッドモデル)
モデル | ハイブリッドシステム | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|
G | リダクション機構付きのTHS II | 2WD(FF) | 2,970,000円 |
X | 2,850,000円 |
●ノア(ガソリンモデル)
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 定員(人) | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
Si | 直列4気筒DOHC 2.0リッター | CVT(7速モード付) | 2WD(FF) | 7 | 2,600,000円 |
8 | 2,570,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,789,000円 | |||
8 | 2,759,000円 | ||||
G | 2WD(FF) | 7 | 2,600,000円 | ||
8 | 2,570,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,800,000円 | |||
8 | 2,770,000円 | ||||
X | 2WD(FF) | 7 | 2,400,000円 | ||
8 | 2,370,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,600,000円 | |||
8 | 2,570,000円 | ||||
X Vパッケージ | 2WD(FF) | 7 | 2,210,000円 | ||
8 | 2,180,000円 | ||||
4WD | 7 | 2,410,000円 | |||
8 | 2,380,000円 |
●ノア(サイドリフトアップシート装着車)
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
X サイドリフトアップシート装着車 | 直列4気筒DOHC 2.0リッター | CVT(7速モード付) | 2WD(FF) | 2,620,000円 |
4WD | 2,811,000円 |
今回で3代目となるヴォクシーとノアでは、従来からある連続可変バルブリフト機構「バルブマチック」搭載の直列4気筒DOHC 2.0リッターエンジンに加え、新たにプリウスαでも使用されている1.8リッターエンジンを中心としたハイブリッドシステムをラインアップに追加。また、先代から設定されている3ナンバーモデルはフロントマスクの意匠などを中心に5ナンバーモデルと大きく差別化。ヴォクシーとノアの2つの個性をベースに、ハイブリッド、ワイドボディー車など選択の幅が広がっている。
ボディーカラーでは、トヨタ車として初めて塗料の光輝材にマイカではなくガラスフレークを使用して、高い透明度と鮮やかな発色を実現する「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」を新開発してヴォクシーに専用設定。また、ノアにも落ち着きと華やかさを合わせ持つ「ダークシェリーマイカメタリック」を専用設定し、さらに新規開発色の「オーシャンミントメタリック」など全8色を用意している。
23.8km/LのJC08モード燃費を実現する本格ハイブリッド
パワートレーンでは、新設定のハイブリッドシステムは基本的にプリウスαと同スペックで、直列4気筒DOHC 1.8リッターの2ZR-FXEエンジンは73kW(99PS)/5200rpmの最高出力、142Nm(14.5kgm)/4000rpmの最大トルクを発生。5JM交流同期電動機のモーターとの組み合わせでシステム最高出力100kW(136PS)を手に入れる。これにより、同クラスでハイブリッドモデルをラインアップするセレナのS-HYBRIDモデルがマークする16.0km/LのJC08モード燃費を大きく上まわる23.8km/Lという燃費を実現。また、2.0リッターガソリンエンジンの3ZR-FAEエンジン搭載車も燃焼効率を大幅に改善。さらに変速比幅をトヨタ車最大とした新しいCVT、蓄冷エバポレーターを利用するアイドリングストップ機能の追加などによって、ガソリンモデルの2WD(FF)車で最高16.0km/LのJC08モード燃費を達成している。
シャシー性能では、リアサスペンションを新開発し、フロントサスペンションも快適な乗り心地とハンドリング性能を追求してチューニング。ボディーには超高張力鋼板を使用して約180点のスポット溶接増し打ちを実施。フロア下のリアサスペンション付近には路面からの入力を受け止めるブレースバーを追加して剛性の高いボディーを作り上げ、優れた操縦安定性と快適なキャビンを実現している。
このほか、安全装備としてはSRSエアバッグ(運転席/助手席)とSRSニーエアバッグ(運転席)を全車標準装備し、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)、SRSカーテンシールドエアバッグ(フロント/セカンド/サードシート)も全車にオプション設定。合計7個のエアバッグを設定する。また、シフト操作の間違いによる急発進を抑制し、衝突時の被害を軽減する「ドライブスタートシステム」を全車に標準装備している。
インテリアでは新開発の低床パッケージを採用。スライドドアからの乗り込み口を360mmという地上高に設定し、ノンステップで乗り降りしやすくフラットなフロアを実現したほか、車内高は1400mmとして広々とくつろげるキャビンスペースを確立している。また、車内では跳ね上げ式のサードシートを薄型化して格納時の車内張り出しを縮小。これと合わせて7人乗り仕様に装着されているセカンドキャプテンシートに左右スライド機構を持たせ、シートレールを後方まで延長して格納したサードシート脇まで後退させられる設定として、810mmという超ロングスライドが可能になった。
3代目ヴォクシー/ノアでは福祉車両のウェルキャブも充実。サイドリフトアップシート車に「標準タイプ」と「脱着タイプ」を設定し、「助手席リフトアップシート車」「ウェルライド(フレンドマチック取付用専用車)」などをラインアップする。
また、福祉車両は車いすなどを載せる必要がなくなってからが困るからと導入をためらうユーザーがいることに着目して開発された「車いす仕様車(スロープタイプ)」は、車いすの設置スペースにあとから追加装着できる「後付けセカンドシート」を販売店装着オプションとして設定。さらにラゲッジスペースに設置された手動スロープは、これまで収納時は直立した状態になるのが一般的だったが、新たにヒンジ機構を追加して前方に倒せるよう設計を変更。荷物の出し入れのじゃまにならず、日常的な使い勝手をスポイルしないスタイルとなった。