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高速道路6社、4月1日からの「新たな高速道路料金」発表

パブリックコメントを受けて「平日朝夕割引」の対象にコーポレートカードが追加

首都高速道路の新しい料金制度。利用距離によってETCでの利用者は10円〜30円料金アップ。現金で利用する場合は普通車930円、大型車1850円となる
2014年3月14日発売

 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、首都高速道路、阪神高速道路、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)の6社は3月14日、国土交通大臣から高速道路事業の変更の許可を受け、4月1日0時から適応する新しい高速道路料金について発表した。

 また、日本高速道路保有・債務返済機構を含めた7社の連名で、2月14日〜27日の期間に募集した「新たな高速道路料金(案)」に対するパブリックコメントの募集結果(PDF)なども合わせて公開している。

 発表された新しい高速道路料金は、4月1日からの消費税率8%への変更、2013年12月20日に国土交通省から発表された「新たな高速道路料金に関する基本方針」、高速道路の利便増進計画に関連する料金割引が3月31日で終了することなどを受けて、国土交通省と各高速道路会社などによって策定されたもの。

 新料金は基本的にこれまで基本方針や料金案として公表されてきた内容から変更はなく、エリア別に「普通区間」「大都市近郊区間」「海峡部等特別区間」の3種類に分けてそれぞれの1kmあたりの基本料金を設定。これをベースに各高速道路会社が区間ごとに料金を決定しており、新料金の簡易料金表(PDF)も用意されている。また、NEXCO3社が「ドラぷら(http://www.driveplaza.com/)」などで行っている高速道路料金の検索サービスについては、3月18日9時から利用可能になる予定とのこと。

4月1日から「普通区間 24.6円」「大都市近郊区間 29.52円」「海峡部等特別区間 108.1円」を基本とした料金水準となる
これまで割高な料金設定だった区間が一定基準の料金に引き下げられる
3月31日の時点から高速道路などを利用していた場合、利用中に日付が4月1日になっても消費税は5%が適用される。また、割引は要件を満たす最も安価な割引を適用

 利用料金の割り引きでは「早朝夜間割引」「通勤割引」が廃止され、「平日朝夕割引」「マイレージ割引」「休日割引」「大口・多頻度割引」「深夜割引」の5種類となる。全般的に割引率は引き下げとなるが、激変緩和措置として「大口・多頻度割引」の最大割引率が2015年3月末まで40%から50%に拡充。また、地方部の休日割引は6月末まで現状の5割引を維持する。

 このほか、当初「平日朝夕割引」は割引対象を「ETCクレジットカード又はETCパーソナルカード利用者のうち、ETCマイレージサービスに事前登録した者」としていたが、2月に募集したパブリックコメントでの要望が多かったことを受け、ETCコーポレートカードの利用者も割引対象に追加されている。ただし、ETCコーポレートカードを利用した場合の割引の適用開始時期、割引内容の詳細などは決定次第改めて公表するとしている。

 募集結果が公表された「新たな高速道路料金(案)」に対するパブリックコメントは、意見の内容や対象となる道路などでまとめられており、全国のユーザーからさまざまな考えが寄せられたことをうかがわせる内容となっている。

料金割引についての基本的な考え方
「平日朝夕割引」
「マイレージ割引」
「休日割引」
「大口・多頻度割引」
「深夜割引」
平日朝夕割引の仕組み。利用翌月以降に無料走行分として還元する
ETCのマイレージポイントは交換レートが変更されるが1万円〜5万円の還元額はそのまま移行される
廃止となる早朝夜間割引だが、3月31日22時〜23時59分までに料金所を通過し、4月1日4時までに利用を終えた場合は割引対象となる
京葉道路では渋滞対策として、消費税8%化に加えて交通容量の拡充コストが上乗せされる

(編集部:佐久間 秀)