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【北京モーターショー】レクサス、コンパクトSUVの「NX」をワールドプレミア

2.0リッター直噴ターボとともに2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッドを用意

フォトセッションでNXと一緒に収まるNXのチーフエンジニア加藤武明氏(左から2番目)とレクサスインターナショナルの福市得雄社長(左)
2014年4月21日〜29日(一般公開日)

 レクサス(トヨタ自動車)は、北京モーターショー(一般公開日:4月21日〜29日)において新型コンパクトクロスオーバーSUVの「NX」を世界初公開した。

 プレスカンファレンスでは、NXのワールドプレミアを行う前に、レクサスインターナショナルの副社長マーク・テンプリン氏が登壇し、6年ぶりに50万台超えとなる54万2000台を全世界で販売した昨年の好調なセールスについて語った。2年前の北京モーターショーでは「ES」を初公開し、その後も成長し続ける中国マーケットについては、「レクサスを新たに選んでもらうオーナーは情熱的な人が多く、レクサスブランドはデザイン性の高さで人気を得ている。成熟度を増し、多様性が高まる中でデザイン性をさらに磨きくことに注力する」と語った。

プレスカンファレンスでスピーチを行ったレクサスインターナショナルのマーク・テンプリン副社長
NXの解説を行ったのは中国でレクサスを担当する郎立新副総経理

 マーク・テンプリン氏のスピーチ後には、NXのワールドプレミアが行われた。新型モデルのコンパクトクロスオーバーSUVとなるNXは、昨年のフランクフルトモーターショーで初公開された「LF-NX」の市販モデル。

 フランクフルトモーターショーで展示されていたLF-NXは、直列4気筒2.5リッターにモーターを組み合わせたハイブリッドで、その後の東京モーターショーでは直列4気筒2.0リッターターボエンジンが搭載されていた。そして、今回の市販モデルのNXには、コンセプトモデルに搭載されていた新型ターボエンジンとハイブリッドエンジンの両タイプが採用された。

NXと書かれた扉から登場する演出でお披露目された

 直列4気筒2.0リッターターボエンジンを搭載したモデルは「NX200t」というモデル名。水冷式のエキゾーストマニホールド一体シリンダーや連続可変バルブタイミング機構VVT-iW、ツインスクロールターボチャージャー、ターボ用に開発された直噴技術のD-4STにより燃料の直噴化を行うなど、多くの最新技術が盛り込まれている。

 一方の「NX300h」には、直列4気筒2.5リッターアトキンソンサイクルエンジンに高トルクモーターをセット。エンジン型式は「2AR-FXE」ということなので「カムリハイブリッド」などと共通となる。

 デザインは、コンセプトモデルのLF-NXからヘッドライトなどが変更を受けたものの、力強さを与えるスピンドルグリルやボディーサイドのライン、抑揚のある前後フェンダーなどはそのまま。ボディーサイズは4630×1845×1645mm(全長×全幅×全高)でホイールベースは2660mm。コンセプトモデルから全幅がやや狭くなり、全高が低くなったが、寸法はほぼ変わっていない。このクロスオーバーSUVのエントリーモデルとなるNXは、今年後半からの販売を予定しているという。

 レクサスブースには、NXのほかにデトロイトショーで初公開された「RC F」やCT200hをベースにした「CT BG CONCEPT」なども展示されていて、多くの報道陣や一般客で賑わう状況になっていた。

ターボモデルのNX200t。タイヤサイズは225/60 R18。直列4気筒2.0リッターターボエンジンのスペックは最高出力175kW(238PS)/4800-5600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1650-4000rpm。内装色はレッドとブラックのツートーンカラーで、赤いステッチが入りスポーティな雰囲気。
こちらはハイブリッドモデルのNX300hで、タイヤサイズは225/65 R17。システム出力は145kW(197PS)とアナウンスされている。ボディーサイズはNX200tと共通の4630×1845×1645mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2660mm
内装色は落ち着いたアイボリーとブラックのツートーンを使用。上質感を感じさせる仕立てとなっている
新規開発された直列4気筒2.0リッターターボエンジン。トヨタ車に採用される直噴技術のD-4Sはターボ用に進化。水冷式のエキゾーストマニホールドと一体化されたシリンダーヘッドなど多くの最新パーツが組み込まれている
CT200hをベースにした「CT BG CONCEPT」。フロント、サイド、リアにアンダーディフューザーを装着するなどスポーティさを引き上げている
ホワイトのカラーリングをまとった「RC F」。ボンネットとルーフの素材がカーボンになっているのが分かる

(真鍋裕行)